あらすじ
まずは、生き残れ──。
「働き方」が大きく変わる今、これまで多かった「独立開業」だけでなく、勤めている企業に「個人事業主」として契約するというケースも増えてきた。個人の自立を促す雇用のスタイルが、ますます広がっている。
そこで本書では、いざ個人事業主となったとき、食いっぱぐれない、仕事が途切れないようにするために、開業1年目にやっておきたい100のことを解説する。
・ホームページは「問い合わせフォーム」があればOK
・名刺には「事業目的」を入れる
・オフィスは「自宅+シェアオフィス」からはじめよう
・独自の「肩書き」を考える
・相手の言い値ではなく「メニュー表」を先出しする
・手応えを感じたら、積極的に「値上げ」する など
著者は、リクルート(現アントレ)発行の起業支援情報誌の編集者として、18年間でのべ3000人以上の個人事業主や起業家およびその予備軍を見てきた体感値から、成功パターンを法則化、起業支援も行なっている天田幸宏氏。
開業準備、手続き、仕事環境、お金まわりのこと、継続して儲かる仕組み、独自化戦略など、人に聞けない、教えてくれないコツを伝授。個人事業主の先輩として、かゆいところに手が届くポイントも満載。
独立を考えている人、起業したばかりの人はもちろん、副業をしたい人、独立してから長い人や小さな会社を経営している人にも参考になる一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
20240104
開業1年目にやるべきこと。
食いぱっぐれない、仕事が途切れないためのポイントが満載。
読み返しながら自分のものにしていきたい充実した内容。
Posted by ブクログ
個人事業主として成功するための、ハード面とソフト面の両側面を網羅した助言がまとめられている一冊。
「自己紹介」「付加価値」「心理的価値」の箇所が個人的に自身の副業を行う上で肝となるように感じた。
Posted by ブクログ
副業として使える知恵がないかをつまみ読み。
前半は実際に起業するための心構えや準備などなどの解説。副業するならこのへんはすっ飛ばしてOK。
中盤から後半にかけて副業でも転用できるような考えがチラホラ。
「継続して儲かる仕組み」とか「取引先は3社作っとけ」とか、ダラダラと長く書くのではなく、2ページくらいで「コレとコレ!はい次!」って感じで進むからあんまり間伸びがないし、必要そうな部分が目につきやすかった。
この本1冊で安心というわけではないけど、複数冊関連した本を読むならその中の1冊にこの本をカウントしてもいいかな。
Posted by ブクログ
読書の目的→個人事業主とは?必要なことは?何がお得なのか?を知ること。
個人事業主に限らず「継続して儲かる仕組み作り」はどのような形態の営利組織にも必要なことだと感じた。組織の在り方が違うだけ。
当初の自身の読書の目的からはやや外れていた内容であったが、新しいプロジェクト、新規事業などのマインドセットやハウツーにも読み替えられてGOODでした。
Posted by ブクログ
独立に当たり、心構えや細かなhow toが載っている。
業界で一定の経験を積んだ人宛の内容も多いが、若手の独立前にどんな経験を積んどけば、身になり武器となるかを知るための内容とも取れる。
・差別化-独自化、どっちか
・強みの自覚、そして言語化
・頼れる専門家
・プッシュ型、プル型営業
・ちゃぶ台返し
など、建築業界に当てはめた時、少しずれてくるところが面白いし、考えるきっかけになる。
差別化-独自化は時代が要求する潮流もあるし、建築家により向き不向きがある。
ドラッカーの教えというP61「嫌いな人と仕事はできるが、価値観の合わない人とはできない。」という言葉はじわじわくる。確かに。
審美性、思想、働き方、お金といった色々な価値観があって、そのどれも合致する事は無いのだけど、
他を許せるくらい一つの重要な価値観が繋がっていれば、関係性は成り立つとも思う。
話が脱線したが、この本は個人事業主になる前にもう一度マークしたところだけ読んでおこう。