【感想・ネタバレ】エメラルドの妖精 ジュダールの王冠 ＩＩのレビュー

オリヴィア・ゲイツ / 小池桂

同行を頼んできたボスが急用で来られなくなったためファラは一人で仮装舞踏会の会場に足を踏み入れた。そこで、中東風のローブをまとった男性に目を奪われる。ひどくハンサムで、威風堂々たる印象だ。うっとりするあまり、ファラは給仕中のウエイターにぶつかり、その拍子にトレイ上のシャンパンが彼女と男性にかかってしまった。周囲が騒然となるなか、男性は青ざめるファラにセクシーな笑みを向け、二人でテラスに出ようと誘いかけてくる。名も知らぬ男性にすっかり魅了され、ファラは誘いに応じた。まさかすべてが、彼によって綿密に練られた策略だとは思わずに。◆期待の新星オリヴィア・ゲイツの三部作〈ジュダールの王冠〉第二話をお届けいたします。兄から王位の座を譲られたシェハブ。王位を守るため政略結婚をすることになりますが、あろうことか相手の女性に断られ、急遽ある計画を立てることに……。

[ブクログ · ★★★★☆]

ラスト、自分の出生の真実を知ったヒロインの悲しみが伝わってきました。
しかし、いくら愛のためとはいえ、次期国王となる皇太子の座を譲ることって可能なのね、兄に続き2回連続だしね。

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内容（「BOOK」データベースより）
ファラは同行を頼んできたボスが急用で来られなくなったため一人で行った仮装舞踏会の会場で、中東風のローブをまとった男性に目を奪われた。威風堂々たるたたずまいに、黒い瞳が印象的なその姿にうっとりするあまり、ファラは給仕中のウエイターにぶつかり、その拍子にトレイ上のシャンパンが彼女と男性にかかってしまった。男性は青ざめるファラに二人でテラスに出ようと誘われた。名前も知らない男性にすっかり魅了されたファラは誘われるままに応じていた。