あらすじ
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小学4年生にして、「世の中のことはなんでも知っている」と思っているクス子。ある日奇妙なおじいさんから「知らないことがどんどんわかる薬」をもらい、はじめて知ったこととは・・・!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
わたしは小学4年生にして、世の中たいがいの事は知っている。なのに、「今まで知らんかったことがどんどんわかる薬」をもらったら・・・。
私、クス子。小4。いっぱい漢字も知ってるし、ニュースや町の情報も知っている。スーパー女子。でも、公園である老人と出会った。その老人は「世の中のことがなんでも分かる薬」をくれた。これでもっと賢くなれる!と思いきや、普段とかわらへん!でも、クラスの女の子たちが、ちょっと違うかな?え?私、影でははみ出しパンツの「ハミパン」ってあだ名やったん?髪の毛ぼさぼさやとか、友達の真苗はハムなんて言われてかわかられてたん!?
クラスで威張ってる女子、男の子や大人の前ではしれーっとしとるけど、あいつは嘘つきや!女優のお母さんとかって、ウソやん!私はそれをあばいたったけど、・・・なんやすっきりせんなあ。
なんでも知ってる、っていいことやと思ってたけど、知らんかったほうがいいこともある。聞いてても、知らんぷり、聞かんかったことにすることだってあるんや!
イラストもいいし、今の子に共感させる本!
Posted by ブクログ
自分はなんでも知っていると思っている主人公が、もっといろんなことがわかるようになるという薬を手に入れ、ワクワクしながらなめます。
ところが、その薬の効果で、知りたくなかったようなことばかりわかるようになってしまって…!?
読みたいという気持ちをそそられる設定です。
文章量も多くないので、低学年向けでは物足りないけど、本格的なものはまだ読めない、という子にもオススメできそう。
作者は『若おかみは小学生!』シリーズで人気の方です。
Posted by ブクログ
続編のわたしはみんなに好かれてる(みん好)のほうが面白かった。私自身は完全にクス子タイプなので、クス子には共感を覚える。こういうスクールカーストから自由な(逸脱した)タイプの人間の感じ方・考え方。
他のレビューにもあるけれど、終わらせ方に消化不良な感じが残った。「私はなんでも知っている」とおもっていたクス子の変化・成長の物語なのだろうし、その変化はラストに書かれているけれども。クス子を取り巻く人間関係がどうなったのかは描いてほしいと思う。