あらすじ
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ミリーは、とうきでできた おにんぎょうです。豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ―。フランスの伝統菓子、「ガレット・デ・ロワ」を題材にした作品。大切な誰かを想う、めぐりゆく幸福の物語。子どもから大人まで楽しめる、贈り物にもぴったりの一冊です。
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Posted by ブクログ
くすみカラーと海外文学のような繊細な絵柄がとても素敵だった。帯が王冠になるアイディアもいい。
お正月に食べるガレット・デ・ロワ、フェーヴが入っていたらその年は幸運、なんて運試しのようで楽しそうだなぁ。私は、一個だけすごく酸っぱいとか、辛いとか、逆方向の運試ししかしたことがないような。あと、中にフェーヴがあるかもと思うと、歯が欠けそうで食べるとちょっとどきどきしそう、なんて思ってしまった。
譲ってあげた男の子にとっても、楽しい一年になりますように!
Posted by ブクログ
ミリーは小指のさきくらいの陶器でできたお人形です。
ただのちっちゃなお人形とは違って。
パティシエのブランさんの手で、アーモンドクリームがたっぷりつまった、パイの中に入れられたミリー。
「王様のお菓子」という名前のパイは、アデルさんのお家へ運ばれて、アデルさんの2人の男の子たちの会話に耳をすませると。
こちらまで、ミリーと一緒にドキドキしてしまう。
誰がミリーを見つけるのかな。
ミリーは誰を幸せにするのかな。
作者の石井さんはお節の後のデザートにガレット・デ・ロアをいただくそう。
クリスティのお話を思い出しつつ、ウチでもやってみたいー!