あらすじ
古来より人魚の歌はひとの感情を動かし、人魚の涙はあらゆる病を癒すという……。人魚族。それはあらゆる種の獣人たちが暮らすフェーネヴァルトの中でも神秘と謎に包まれた種族だった。自称・ヒト族のコーレは、村を出てひとり旅に出ていた。目的はひとつ。生涯ゆいいつの恋愛をするため。キャラバンで知り合った傭兵のラシッドは、少し乱暴ものだけど優しくて、人見知りだったコーレは彼の優しさに触れ……恋に落ちる。大好きなひととの日々はかけがえもなく楽しくて、楽しくて………離れがたいほどに楽しいばかり。コーレは胸いっぱいの愛と、それ以上の切ない決意を胸に彼に抱かれその愛を一身に受けるのだけど……!? どんな身の上だって運命だって、愛があれば大丈夫! 切なさを大好きで包み込む人魚たちの恋模様! スイとガルリスの長編単行本書き下ろしも収録! 人魚たちの恋を助けつつ、スイくんの心境にも少し変化が訪れます!?
(※本書収録の「朱金の豹と紡ぐ恋歌」「流浪の獅子と忘れぬ歌声」は、電子配信中のビーボーイデジタルノベルズ「恋に焦がれる獣達 ~朱金の豹と紡ぐ恋歌~」「恋に焦がれる獣達 流浪の獅子と忘れぬ歌声」と同内容のものです。)
感情タグBEST3
イリスの前作からコーレとラシッドとシスランとイルシードが気になってたのでこの二組の話が読めて嬉しい。人魚族の不幸な歴史がスイ達によって良い方向に進んでいってこれから先も人魚族に子供達が増え仲良く交流する話が読んでみたい。スイとガルシスにも幸あれ。
シリーズとして話は面白い
このシリーズを読み始めてハマってしまい、一気に大人買いをしてしまうほど世界観がしっかりとして読み応えのあるシリーズですが。。。
個人的な意見としてはイラストがあまり好きじゃありません。
何というか、キャラの描き分けができていなくてどのキャラクターも似たり寄ったりで、ストーリーがあるから区別がつきますが、並べられると区別がつかないと思います。
特に、アニマの描き分けが。。。
どのキャラクターを見ても同じキャラクターにしか見えなくてこのシリーズストーリーの世界観を損ねているように感じてしまいました。
それだけが残念なところです。
Posted by ブクログ
☆4.0
「愛を与える獣達」のスピンオフで、子供達世代がメインの「恋に焦がれる獣達」シリーズ3作目。
本作は恋ケモ1巻に出てきた人魚族の他のメンバーにスポットを当てた作品。再会ラブ。
最後に書き下ろしで、人魚族の未来に進むような話があり全人魚とガレリス、スイが大集合。さすがに似た名前のメンバーは誰が誰だっけ?ってなったけど、茶柱先生の作品は光景がイメージできる描写なので、最後のシーンとかすごく良かった。
人魚族の恋
子孫を残すため、辛い掟を守りひっそりと生き延びてきた人魚族と、豹族、獅子族の二組のお話。掟のため、愛する人と離れ離れにならざるをえなかった人魚族。でも、愛する人の子をなし、最後はハッピーエンドてメデタシメデタシ。
スイとガルリスの二人もようやく結ばれて、こちらもハッピーエンド。よかった!