あらすじ
「普通の人でいいのに！」で大論争を巻き起こした・冬野梅子の初連載作がいよいよ完結。菊池あみ子、契約社員。東北出身のひとりっ子。人の目を気にせず好きなように生きている周りの人々に刺激され、自分も「アナーキー」に生きてみようと動き出す。なんだかんだ執着してしまう憧れの男性や、うまくいき始めたWEBライターとしての仕事、東京らしさを味わうかけがえのない瞬間……。そんなことなどお構いなく、実家の母が癌で入院という強烈な現実が襲いかかる。
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Posted by ブクログ
「普通の」女性の恋愛人生
恋愛ってこんなこと経験するのが普通だよね？
これが幸せなんだよね？
と主人公が、世の中の大半が「いい」と思っている恋愛に疑問を持ちながら、自分もその中に巻き込まれ、感じるものがあるのを見れる
1人の女性の人生を覗き見しているようで、
勝手に恋愛経験した気になってる
再読はしないかもだけど、すごく女性の気持ちに共感できて、知り合いに紹介したくなる作品。
冬野梅子さんのイラストもすき。
完結
思った通りご都合主義に主人公が望む展開にはひとつもならなかったのでのよかった。あみ子が丸腰できっちり振られにいく姿はかっこ良かった。何回も読み直せるマンガです
匿名
卑屈で貪欲な頭の悪いブス
空気の読めない卑屈で貪欲な頭の悪いブス。
言葉を選ばずに言うと‥です。
分かるところもある、あるにはあるのですが…
性格が悪い、と言われるのは何故だろうと考えたら
他人を思いやることがなく視野が狭い。
自分の考えがあるようで流されて文句に辿りつく。
東京じゃなくても、どこの場所でも彼女は文句を言いそうだけど
なんだかんだと
ちゃんと働く彼女は、やはり真面目。
それは長所だよ。
彼女のようなひとは日本では多いのかもしれない。
ただ、誹謗中傷する人や有名人の過去の話を流す人って、あみ子のような人ではないかとも思った。
緩やかな地獄に進む
SNSで「読むのが辛い」漫画と聞いて読むことにしました。
ハッピーエンドを期待されているなら非推奨です。
日常の地獄を漫画で実感したい方向けです。
主人公（アミ子さん）は真面目な社畜です。幸せではありませんが、ちょっとした地獄を過ごす日々です。
おおよその漫画に見られる、主人公の運命を変える大きな転機はアミ子さんにはついに訪れることはありませんでした。小さい希望→大きな絶望が何回か繰り返されて、アミ子さんは退化していきます。
恋愛面が特に地獄でした。アミ子さん、所謂美女ではありません。登場人物の男性陣はアミ子さんを透明人間やモブ扱いです。
好きな男性（今村さんとか色々）が別の女性に振られて落ち込んでいるところに遭遇することができました。アミ子さんと今村さんの縁のある曲が流れ、今村さんからキスされそうになりました。しかし、アミ子さんは今村さんからのキスは防止しました。防止した事がアミ子さんの後悔の日々が続きました。惜しかったなぁキスしとけば付き合えたのだろうかと。
ところが当の今村さんに残ったものは失恋のショックのみあり、アミ子さんのことなど綺麗に忘れてます。
忘れられているし、アミ子さんの後悔はある意味当たりかもしれません。
しかし個人的には、キスしてたとしても今村さんとお付き合いは出来なかったことが予想されます。
こうしてアミ子さんの恋愛フラグ（アミ子さんの勘違い）は折れて、彼氏なし歴が更新されていきました。
恋愛面ではどのルートを選んでもバッドエンドしか見えず、地獄です。
対して金銭面は、漫画の最初の頃は周囲の女性よりは恵まれていました。しかし、最後の方は田舎のパート社員も辞めて東京に戻りました。職はこれから探す所で終わってます。
30代半ばでコネなし職探しは厳しい…
健康面も腰痛持ちです。
以上から何の期待も持てない話です。
多くの地獄展開がアミ子さんを待ち受けてました。
何か過去に盛大な悪事を働いたのかと疑うレベルです。
しかし、アミ子さんは親や周りの希望に沿って真面目に生きてきたに過ぎません。
むしろ他の登場人物の方が好き勝手に周りに迷惑をかけているように見えます。
真面目にが馬鹿を見るが作者さんの伝えたいことではありません。
それは読んで確かめていただければと思います。
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