あらすじ
Twitter/TikTokで14万人が心を震わせた
「140字の物語」著者が初の完全書き下ろしで
描く「究極の遠距離恋愛」!
ありふれた遠距離恋愛のはずだった。
――君の秘密が明かされるまでは……。
1通のメッセージからはじまる恋は、
孤独な少女の運命を大きく動かす。
切なさは、やがて勇気に変わる
140字で紡がれる“新感覚”連作長編小説!
感情タグBEST3
新世代の小説
続きが気になりすぎて一気読み。
新世代の小説という感じでしたが、一冊通してずっと面白く、SF要素もあって好みの作品でした。
Posted by ブクログ
テーマとして斬新なものがあるかと言われれば、どこかで見たことがあるものばかりかもしれない。でも、それを神田さんが紡ぐとこうなるのか。と世界観に浸らずにはいられなくなる。
Posted by ブクログ
「リアリティを求めすぎないフィクション」面白かったです。
Twitterの140字で物語を書いている作家さんです。
リズムやテンポが良くて一気読みしちゃいました。
僕らは生活する上で、知らないうちに文化や常識にとらわれているかもしれません。
だからこそ読書をして、いろんな考え方を知りたい。
自分の心を偽らない生き方で。
Posted by ブクログ
1ページ140字の連作長編小説で読みやすいので、読書慣れしていない人にオススメです!
ページの背景が3人のキャラクターにより、白、黒、灰色で区別されています。
ファンタジー感あふれる恋愛小説です。
Posted by ブクログ
1ページの文章量が少ないので、本を読むことに抵抗がある人にも良いかもしれない。
不思議な世界観のお話だったけれど、文章のやり取りから始まって、本当に好きになって、困難な環境下でも思い続け、会いたいという夢を叶える、これが愛だよなあって感じがした(笑)
最後の方の、エルの登場の仕方がカッコよかったし、お互いの国の愛情表現をしてるのも良かった。これは100点のハッピーエンド。
Posted by ブクログ
突然届いた見知らぬ人からのメッセージ。顔も知らぬ人とやり取りをしていくうちにどんどん心惹かれていく感じや、会いたくても会えないもどかしさが良かった。中学生くらいの子向け。
Posted by ブクログ
1頁140文字で綴るSF恋愛小説
SNSの会話メインで感情を織り交ぜながら物語が進展してゆく
細かな設定は無いため、読み手が自由に世界を創造することができる
Twitter140字、ひと息で読むボリュームに適していてスラスラ読みすすめられます
SNSをしない人、していない人にはもしかしたら、疑問だらけなのでしょうか?
(ティプトリーの、ある作品にストーリー似ていますね…)
Posted by ブクログ
突然、知らない人から来たメッセージ。怪しすぎると思いながらも、返信をしてしまったナツキ。最初は半信半疑だったものの、謎の人と交信は、淋しい気持ちを埋めるかのようにずっと続いていった。
返信が来るのはいつも2日後。お互いの言葉にズレが生じるものの、いつしか謎の人に恋をすることになった。
そして告白しようと思ったが、謎の人が今どのような状況になっているのかナツキは知らなかった。
1ページ約140字が積み重なってできる恋愛SF物語。
実際にTwitterで投稿していて、全然知りませんでした。
言葉を選んで140字の物語を作ることも凄いですが、物語の展開も凄かったです。
まさか、未来の物語だったとは。二人それぞれから見えてくる不自由や常識など、「壁」があるからこそ「愛」の深さもあって良かったです。
当たり前だと思っていた常識や習慣。知らないからこそ、理解しようとする姿勢。文字だけで交流する二人の恋には純愛だなと感じさせてくれました。
ただし、物語の奥深さというのはありません。というのも、文字数が制限されているので、最小限に物語の世界観を作っています。
いわゆる大勢で演奏しているのではなく、アコースティックのような例えでしょうか。
なので、好き嫌いははっきりと分かれるかもしれません。
また、10年間の物語ですが、順々に時系列通りに描いているわけではなく、途中行き来したりしているので、わかりづらいという点はありました。
さらにナツキ視点で進行するだけでなく、謎の男のパートやナツキの友人の視点も登場します。きちんとパートごとに紙の色も変えているので、工夫が施されています。
若干友人のパートは薄い灰色なので、明るい所で読むことをお勧めします。
段々と明らかになっていく謎の男の正体。別の世界で生きる男の背景といったら・・・絶望なのかなと思ってしまいました。
その土地で生きなければならない状況。死と隣り合わせの状況の中で、ナツキとの交流には是非とも幸せになってほしいとも思ってしまいました。
困難な状況を経ての二人の出会い。文字とは違い、字だけでは伝わらない「声」としての魅力も感じられ、ジーンときました。
生身あっての存在がいかに大事か。感動を誘いました。
このご時世で、なかなか人に会えない苛立ちさ。
この状況が終わった時、状況とは違えども、通ずるものがあるかもしれません。
その時まで、首を長くして待ちたいと思います。