【感想・ネタバレ】関西ヤクザの赤裸々日記のレビュー

あらすじ

ワシは「元極道」と呼ばれる男です。
籍は、関西の広域組織に置いとりました。今から十数年ほど前の話です。
おこがましくも、一般社会の枠に当てはめて言うなれば、ワシがおった組織は大企業、ワシ自身は中間管理職のような位置におりました。

極道が日本の端っこにただ、ポツンとあるかのように思われとるこのご時世。世間様がイメージする極道が、ホンマの極道から日に日にかけ離れていく様には、良くも悪くも、やり切れん思いがいたします。
余計な世話焼きかもしれんことは覚悟の上、ホンマの極道の世界を、一度は覗いていただきたい。そう思って筆をとりました。

間違いなく、皆様が知っているような、あるいは思い描いているような世界とは違うとは思います。何かしらのメッセージとして、心の片隅のどこかにでもチラと、置かせていただけたなら幸いです。

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Posted by ブクログ

ヤクザの裏の世界を見ることができ、てつさんの人間味にも知ることができて、とても楽しく読めました。ただ、仁義を持ち、所作も学んでいる、てつさんが親分になる姿を見たかったです。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ヤクザの世界も我慢、我慢の連続で、理不尽に耐えながら生きてることがわかる。ヒロイックな面も、現実ではない様だ。
躾と忍耐、頭働かせるのは、一般社会よりも厳しいかも知れぬ。何が良いのやら、分からないがこうした異質な世界もあるということだ。全く違う世界だし、関わりたくはないな。
しかし、一点、ヤクザと警察も、『人間対人間のつき合いはあるもんや』というのは、成程と思えた。どれだけ対立していても、人間としての通じる部分はあるということ。何でもかんでも、断絶、切り捨てる世の中で、そうした人間として通じ合う部分があるということは、大切な視点やと思えた。

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2021年11月29日

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