あらすじ
生きていれば、いろいろと辛いこともあるし、やりきれないこともある。
日々ストレスがたまりがち……
夜、ふとんに入ると、いつの間にかネガティブな心に覆われたりすることもある。
ほんの些細なモヤモヤも、それが積もれば大きな悩みになって、毎日が憂うつになる。
けれど、考え方の悪いクセをなおすだけで、悩みは半減してしまう。
本書では、精神科医である著者自身が、これまで抱えてきた葛藤を赤裸々にしつつ、
多くの人が抱えがちな悩みの解決法を
[期 待][不 安][選 択][好 意][悪 意][女 王][迷 い][決 意]
という読み切り小説仕立ての8つの物語と、わかりやすい解説とともに説いてくれる。
人気シリーズ『精神科医Tomyが教える 1秒で?』シリーズのスピンオフ企画。
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Posted by ブクログ
日常で感じるモヤモヤや違和感、自分では気づくことができないストレスに気づいた時、自分がどのように考えて行動するべきか、そのヒントが一つ一つのストーリーの中でメッセージカードとして現れます。
8つのストーリーがあり、主に人間関係で生じる問題や悩みを短編小説のように描かれており、とても読みやすく、でも一つ一つが心に響く内容となっています。
『手放していくと楽になる。そして最後に手放せないものが残る。それが生きる理由。』
自分の人生を生きる在り方を模索中ですが、その核となる部分にこの言葉を置いておきたいと思います。
とても読みやすく2時間ほどあれば読み終えられる作品なので、またふとした時に読み直したいと思います。
Posted by ブクログ
物語形式になっているので感情移入しやすく、言葉が響きます。
今回出てきたすべての言葉が身にしみました。
以下自分用メモ
やりたいことを貫けばどこかの誰かはガッカリする。そういう人は気にしない。1番わかってくれる人はガッカリしない。
不安になりやすい人ほど先のことを考える。今までとなるようになって生きてきた、これからもなるようになる。
素晴らしいパートナーとは不満のない相手でなく、不満を伝えられる相手。
急に好意を示してくる人は急に嫌う。あまり振り回されずにつきあう
他人が許せないときは自分に大きなストレスがある
仲間はずれにされたとき、どうせ一緒に遊んでも楽しくない、合わなかったと考える
押しの強さを受けたときこそ、ゆっくり考える。相手が本当に自分のことを考えているなら納得するまで待ってくれる
ストレスを減らすには手放す、執着を手放す
Posted by ブクログ
テーマにそってフィクションの話が盛り込まれていてそれに相談を受けるという体で登場人物に精神科医tomyが出てきてその人に適切なメッセージを送るんだけどその言葉がどれもしっくりくる。作者は心の問題は気持ちの持ちようというか、受け止め方次第でかわるってのを言いたいのかなと。本当にその通りで考え方や受け止め方が変わるだけで少し気持ちが楽になる、そんな本でした。今回の話にもでてきたメッセージカードをまとめた言葉集のような本も出版されているのでそちらも購入してしまえば最強かもしれませんね。
Posted by ブクログ
以下は気になった文の引用です。
「1番わかっていない人は、「君にはガッカリした」と、わざわざ言いにくる。そんな人は、気にする価値は、これっぽっちもない。」
「素晴らしいパートナーというのは、不満のない相手じゃない。そんな人は、いない。不満のない相手ではなく、「不満を伝えられる相手」が素晴らしいパートナー。」
「仲間外れにされたときの対処方法。仲間外れにされたままでいい。一緒になって遊んでも、どうせお互い楽しくない。「仲間外れ=いじめられた」と考えず、「そのグループとは合わなかった」と考えるだけでいい。みんな一緒が正しいわけではないのだから。」
「期限を決めて急かしてくる話には一切応じなくていい」
Posted by ブクログ
「自分を自由にする8つの物語。人生はいつでもやり直せるし、誰だって幸せになれる。」
私たちの日常生活には様々なタイプの人達と、それに付随する自分自身の悩みがある。そんな悩みをスカッと軽くしてくれるのがその1冊。
人生に変化をもたらしたい時、新たな1歩を踏み出したい時、より良く日々の生活を送りたい時…
どんな場面でもどんな人生でも人間関係はつきものです。そんな身近なものだからこそ、他人に振り回されて自分自身を見失ってしまうのはもったいない。適度な付き合いをしていくためにも、他人に対する考え方を変えていくことが大切になります。
この本ではそんな私たちの悩みを精神科医Tomyが心理学目線で背中を押してくれます。