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Posted by ブクログ
クラウディウスの治世から始まりネロ帝の治世の最中で筆が止まる下巻。この巻において最も人の心を打つのは哲学者セネカの最後であろう。古来己の思想には似つかわしくない豪奢な生活を非難され続けているセネカであるが、その最期に見せた雄姿はストア派の面目を保って余りあるものである。