【感想・ネタバレ】ジャーナリストの仕事のレビュー

あらすじ

スマートフォンやSNSの普及で情報過多時代に突入し、メディアを取り巻く環境は激変した。フェイクニュースやフィルターバブルといった新たな問題が山積するなか、社会に伝えるべき情報と見解を的確に流し、情報の受け手に思考を促すジャーナリストという仕事が担う役割は大きい。本書では、安倍政権の「桜を見る会」問題などを追及した「毎日新聞」の現役記者が、豊富な経験からジャーナリストの仕事内容と心構えを解説する。

地方支局で警察署回りをした新人時代から、警視庁の記者クラブに所属して他社と特ダネ競争を繰り広げた社会部時代、兜町で証券会社や銀行を取材した経済部時代、長野支局で体験した松本サリン事件の顛末、海外赴任、そしてデジタル時代に求められる新しいジャーナリスト像まで、著者のジャーナリスト人生をなぞりながら豊富なエピソードとともに解説する。

「政権の監視役」であるジャーナリストとして第一線で活躍する著者が、新人時代の苦労から「桜を見る会」問題の取材過程まで現場の実情を余すところなく語る、志望者は必読の入門書。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

163ページ「ベースボールが映す平等」がとてもよい箇所です。アメリカの自由と日本の平等について、子どもの野球環境をもとに紐解かれています。教育関連に興味ある方、親御さん、全員に知ってほしい内容です。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

面白かった、そして読みやすかった
決して詳しくない各分野の出来事をストレスなく読ませる腕はさすがの技術によるものだろう

日本という国の変化を嫌う体質が現在の弱体化を招いたという視点は興味深かった

ワシントンD.C.への転勤時に感じたアメリカ人と日本人が求める機会平等と結果平等の違いは勉強になった

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2021年08月06日

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