あらすじ
武道にハマッたニュージーランド人の抱腹絶倒奮闘記 著者は平凡な家庭に生まれたニュージーランド人。その彼が、交換留学生で来日、変なきっかけで始めた剣道にのめりこみ、あの防具の臭いニオイをかがずには一日も過ごせなくなるほどの「武士中毒」に陥る。そこから、他の武道も知り、何より武士道のとりことなり、京都大学大学院、国際日本文化研究センターで武士道の研究に突き進み、英語版の剣道雑誌まで創刊してしまう。どこに行くにも防具と竹刀持参。竹刀を振らぬ日は1日もない。日本人の妻からは「あんたはホンとに武道バカやね」といわれる始末。剣道6段、居合道5段、なぎなた4段にまでなったアレックの汗と涙と大笑いの痛快武士道人生奮闘記。
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Posted by ブクログ
葉隠を英訳したニュージーランド人として以前から名前は伺っており、この度初めて彼の本を読む機会がありました。私自身武道はやらないのですが、武道初心者にもわかりやすく甲陽軍鑑の合理的戦略の話や、残心とは何かを関西弁の口調と日本語の見事な慣用句と共に紹介されており、非常に面白く読めました。(オールブラックスに信玄の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい など)また、自身は海外で日本の茶道をしている為、海外で日本の伝統的なものをやる難しさと仲間を見つけた時の楽しさなど色々と共感しながら読めました。
Posted by ブクログ
ニュージーランド出身の外国人が剣道やなぎなたに興味を持ち武道についての考えをまとめた本。
日本の文化は日本人にしか分からないと思われがちだけど私は逆だと思います。外国人だから客観的に日本の文化を理解できるのではないかと・・・
残心や武士道など外国人からの視点が大変興味深く感じました。