あらすじ
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友だちほしいと、子鬼がみんなをとおせんぼ。
山の上にひとりぼっちで暮らす子鬼は、ともだちがほしくて道行く人をとおせんぼ。
けれど、たちどまってくれる人はだれもいない。
ある日、とおせんぼをして出会ったおじいさんに言われるままについていくと、そこは、おじいさんのお店、団子屋。そして、子鬼はその団子屋を手伝わされ、団子の作り方はもちろん、お茶の入れ方も教わりながらいっしょに暮らす。
―そして、一年たったころ、ふたたびおじいさんに連れられて見せられたものは!?
『とおせんぼ』をキーワードに、人と交流することのほんとうの意味に気づかされるハートウォーミングな絵本。
※この作品はカラーです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最終のとおせんぼは、必ず足を止めずにはいられない。だんご屋のおじいちゃんの知恵ブラボー。自然と笑顔になるこのラストもいいのだけど、どうせひとりぼっちなんだと拗ねる小鬼にクマタカが優しく言った言葉「それはな、おまえに ぴったりの あいてが、まだ やってこないだけだ」「ああ、もちろん。きっと、くる。ここへ、くる。かならず、くる」が印象深く胸に響いた。孤独に苛まれる人にはなんて心強い励まし。
小鬼が出くわす人々の中に昔話の登場人物がいたりの遊び心も愉快だった。