【感想・ネタバレ】一ノ瀬ユウナが浮いているのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月07日

『サマーゴースト』からの流れで。序盤の「浮く」ってそっちかと驚く。「浮いている」話だから仕方がないのだけれど、あっけなさ過ぎて、気持ちの持って行き場に困る。『サマーゴースト』と違ってユウナがメインキャラだから、『サマーゴースト』よりもユウナや大地に感情移入できる。loundrawさんによる表紙イラス...続きを読むトのユウナは、可愛いとか魅力的とかという言葉を通り越した「透明感」を感じて、言葉で言い表せない。ラストは王道の既定路線だけれど、やっぱりグッとくる。分かっていてもそうなのだから、やっぱり需要はあり続けるのだなと思う。時は戻せないからどうしようもない。10代のころに読んでいたら泣いていたかもしれない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月13日

幼なじみの皆と対比してやりたいことがないことを強調していたので、花火職人になって線香花火を作るのかな?と思っていたけど予想が外れました。
久しぶりに乙一の新作を読めて楽しかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月27日

中高時代に乙一さんの本を読んでたけど久々に読んで「あー乙一っぽい。」って思った。
事故で死んでしまった幼馴染に線香花火をつけたときにだけ会える。でもそれをずるずる引きずるんじゃなくて爽やかに終わるのが乙一作品っぽいなと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月16日

青春×恋愛×スピリチュアルなお話
スピリチュアル要素が良いアクセントになっていてスラスラ読めました。
特定の線香花火で死者が呼び戻せる。という設定がエモさもあって良かったです

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月20日

著者が、映画『サマーゴースト』の姉妹作として『花火と幽霊』をモチーフに執筆した、オリジナル青春小説とのこと。
『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』(天祢涼)と設定とテーマは似ており、ミステリ風味を抜いた感じ。切ない成長物語。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月11日

幼馴染の5人組。
主人公の大地、秀、満男、塔子は保育園時代からの幼馴染みの。
そこに一ノ瀬ユウナが、入ってくる。
大地とユウナは「ジャンプ」で話が合い、一緒に行動する事も多くなっていった。
夏に、花火をこのメンバーでやるのが通例になっていた。
最後に大地とユウナでやる線香花火はユウナのお気に入り。
...続きを読むそのまま時が過ぎ。
中学、高校と進学。皆一緒に。
高校に入ると、一気に世界が広がるのは誰でも一緒。
ユウナはバイトを始めたり、大地はユウナと一緒にいる時間が少なくなっていた。
ユウナを恋愛対象として見始めていた。
そんな時、進学するのかとユウナが聞いてきて。
ユウナは東京の大学を目指すというと、「俺も行こうかな?」と大地は口にする。
「一緒に東京の大学行こう!」とユウナに誘われ嬉しくないわけがない。

高2の夏の雨の日。
ユウナは水路に誤って落ちて、そのまま帰らぬ人となる。
大地は・・・廃人同様になっていた。
毎年恒例の花火など出来るはずもなく。
大晦日、大地は部屋の大掃除をする。
出てきたのはユウナの好きな線香花火。
フと「付けてみようか」と大晦日の夜に花火をする河原で一人線香花火を点けてみる。
すると、目の間に浮かんでいたのはユウナだった。
宙に浮いている。
十七歳の時、水難事故で死んだはずのユウナは、当時の姿のまま、大地の目の前に。
不思議な事に、ユウナのお気に入りの線香花火を灯すと、大地にしか見えない、つかめない彼女が姿を現す。
自分が死んだことを知り、その間のジャンプの続きが気になると言い出すユウナ。
そんなユウナのために、大地は中古で取り寄せる。
一緒にジャンプを読んだり、ユウナの親友の話をしたり。
線香花火は底をつき、新しく買ったものを使ったが、ユウナは出てきてくれない。
ユウナのお気に入りのモノでしか出てこれない様子。
駄菓子屋で売っていたものを引き取って、製造会社を聞き、ずっと会えると思っていた大地はショックを受ける。
製造会社は畳んでしまった。
残っている数しか会えない。

オープンキャンパスの時いとこの子供達が実家の大地の部屋の線香花火を見つけて遊んでしまった。
数が限られていたのに。
大切だった事を知らない家族達。
大学受験も失敗して、浪人して大学に行き、就職。
キチンとユウナとサヨナラも、好きだとも言えずにグダグダしてた大地。

小学卒業の時に皆で埋めたタイムカプセル。
森林伐採の理由でタイムカプセルが取り出せなくなるかもと満男ユウナの物がバラけて。
一本だけ入っていた線香花火。
河原でlastの一本に火をつけてユウナを呼び出す。
そこで初めて「俺の好きな子死んじゃったし」と…
ユウナも「愛してたと思うよ」と返す。
最後のユウナの願い。
それは自分が消える前に空から大地を見たいという。
お互いに手を離し、終止符が打たれる。


よくあるボーイミーツガールだけど、
乙一氏の手掛ける物語はやっぱりどこか不思議感で。
かーなーりー読みやすかったです。

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