【感想・ネタバレ】天才料理少年 味の助【新装版】4のレビュー

宗田豪

本来ならそのまま警察に突き出すのが一番良いと思われる外人のおっさんを合法的にハンバーガーで撃退する味の助。
この第4巻から舞台がホテルのレストランの厨房に変わります。
少年漫画につき物の修行編のスタートです。
当時、とあるホテルで正式に取材をさせて頂いて、従業員用の裏通路や大きな業務用の厨房などを見学出来たのが
とても印象深かったです。
少しでも作中に活かせていれば良いなと思います。
久しぶりの一挙二話を使ったテコ入れ回があったのですが、
「おっさんに料理食わせてもテンションあがらんな～」と思いつつ描いていたのは当時の担当さんたちには内緒で；
おまけページの弾けっぷりも見もので、むしろこの巻のメインはおまけページにあると言っても過言ではない位の勢いです。
作者おすすめです。

[クリリン · ★★★★☆]

最後のオマケ4コマ漫画が秀逸

ホテルのレストランに来たお客様に丼勝負の為に丼を食べさせるなんて、総料理長が一番お客様の事を一番に考えてないなと思いました。
主人公君は百田君にお客様が第一とか言われて自分の事を「最低だ」と思い詰めていたが、客が満腹でレストランに来るかよ。
勝負とは関係のない一品料理を出すなんて百田君は中々策士じゃないか。
偉そうな事を言っているが、普通は客の事を第一に考えてたら女の子に丼飯を2杯も出さないけどな。
詭弁が過ぎると思っていたら、ラストの4コマで吹きました。
あの4コマだけでも読む価値はあるかと。

＃じれったい