【感想・ネタバレ】税金の世界史のレビュー

あらすじ

なぜ我々は税金を納めるのか? 誰でも知っている歴史的な事件の裏にはよく税金が関係しているという驚くべき事実などを紹介しながら、ユーモアに満ちた語り口で人類と税金の歴史を語る。

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Posted by ブクログ

全ての政治家に読んで欲しい。戦争によって増税が行われ、現在のような高負担国家になってしまった実状がよくわかった。社会主義的民主主義により、高負担高福祉が良いかのような錯覚に陥っていたが、資産インフレを起こす事により、資産家と国家に搾取されるのは庶民であり、小さい政府の方が健全な発展を遂げるのではないかと改めて感じた。

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2022年01月16日

Posted by ブクログ

大抵の税金は戦費のため。

われわれが姓名を名乗るようになったのも徴税のため。
ヨーロッパでは13世紀まで平民は姓を持たなかった。
人頭税の徴収の際ら人々を区別するのに便利だから。

人類初の公式の税制。
「エスレトゥ」=古代の10分の1税

「ラッファー曲線」=最適な税率に設定することにより政府は最大の税収を得られるということを示す曲線。
高すぎる税率は経済活動を抑制し、むしろ税収を減らす恐れがあるため、その場合減税によって最適な税率まで下げる。

南北戦争の原因は奴隷解放のためではない。
南部を離脱させないため。
南部の連邦税収の75%を支払っていた。

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2022年08月19日

Posted by ブクログ

 いや〜勉強になりました。世界史というのは税金を理解しなければ本当のことはわかりませんね。たとえばアメリカの独立戦争ですが、今まで私は、イギリスがアメリカを搾取して厳しい税金を取り立てていたと思い込んでいました。でも実際は、イギリス政府は財政赤字に苦しみ、イギリス人はアメリカに渡った人よりも重税に苦しんでいたのでした。
 南北戦争も奴隷解放がメインテーマではなく、北部にとってドル箱の南部を独立させたくなかったから、北部が挑発して起こした戦争でした。
 国家としての行動の背景には必ず財政事情があるということですよね。

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2021年11月30日

Posted by ブクログ

全てを網羅する訳ではなく、英米仏の税制とそれによる影響をトピック的に取り上げ、古代から近代の改革例、現代のグローバル化、デジタルやIT、仮想通貨等に対する現代政府の税制の不備と、未来への提言。
著者は金融ライター兼コメディアンだそう。面白いのはそれ故か。

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2021年10月30日

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