あらすじ
人間に仇なす魔物たちの国「魔城連合国」。
そこに君臨する最強の魔物「魔王」を倒す為、何人もの勇者が現れ、儚く消えていった――。
そして今また新たな勇者が立ち上がる!! ......が、その勇者は......幼女だった!?
人類の存亡を賭けた伝説の戦いが始まる......かも!!?
電子版限定特典として描き下ろしイラスト1ページ付き♪
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ゆーちゃの可愛さに、私も呆気なく、KOされてしまった。
いや、このヤヴァイくらいの可愛さに耐えられる者は、決していないだろう。
耐えられたら、その人は、魔王以上に危険な存在に違いない。ただ、そういう人に対しては、きっと、「怖い」よりも「哀れだな」と思ってしまいそうだ、私は。
ざっくりと内容を解説すると、主人公である勇者・ゆーちゃが、無自覚に振りまく可愛さと慈愛の心で、関わり合う相手を種族関係なく、遠慮なしで一変させる感じだ。
「可愛い最強説」を熱く訴える際に使うべき資料となるだろう、この『ゆーちゃと魔王』は。
何せ、最初の一話目で、魔王がいきなり、ゆーちゃを助けてしまうんだから、インパクトが凄い。
勇者に、ついつい、救いの手を差し伸べちゃう魔王は、これまでもいただろうけど、彼ほどちょろかった魔王もいないだろう。
しかし、このゆーちゃの可愛さは、別格なのだから、懐柔されちゃったってしょうがない。
まぁ、ゆーちゃは可愛さで周りを幸せにしているけど、勇者としての存在感は本物であるのは確かなようだ。心身が成長したら、戦闘面でも相当な強さを揮いそうだな。
果たして、今後、どれだけのキャラが、ゆーちゃの可愛さで骨抜きにされるのか、楽しみだ。そして、勇者vs魔王のタイマンは勃発するのか?
この台詞を引用に選んだのは、男として、この逝き方は最高に満足できるものだろうな、と感じたので。
体に生命力の一滴も残らぬ最高の一撃を繰り出し、己の生涯を懸けて支えてきた主君と、己の全てを託すに相応しい弟子に、最期の瞬間を見取られ、笑顔で逝けた鬼。
安らかに眠れ。
「あぁ、我が人生、すばらしきかな」(by「魔王の剣」鬼)