あらすじ
「うちの子は発表が苦手で、人前に立つと頭が真っ白になってしまう」
「本人は一生懸命話しているつもりだけど、説明下手で何が言いたいのか全然伝わってこない」
授業での発表はもちろん、受験の面接や友人関係でも重要な「伝える力」。社会に出てからも、プレゼンテーションをはじめ、伝える力が求められる場面は数多くあるものの、苦手意識を抱いているお子さんは少なくありません。
本書の著者は、小学校から高校までの子どもたちが「子ども先生」になり、 ZOOMで見ず知らずの大人たちに思い思いのテーマを発表するオンライン講座「子どもが教える学校」を2020年3月に立ち上げ、以来200人以上の子どもたちに自分の思いを伝える秘訣を教えてきました。
はじめはプレゼンに自信がなかった子も、最終のプレゼンでは、大人たちから「子どもがこんなに面白いことを考えているとは思わなかった」「発表で紹介されていたことを実際にやってみたいと思った」といった声が上がるなど、「聴衆の心を動かすプレゼン(発表)」を成し遂げるほどに成長しています。
本書では、「伝えたいことの見つけ方」に始まり、「話の組み立て方」「見せ方」「話し方」にいたるまで、わかりやすく「伝え方」のコツを紹介。
「伝わらない!」がみるみる解決し、発表が好きになる1冊です。
【目次】
第1章 伝える魔法 ~プレゼンテーションとは~
第2章 メッセージの魔法 ~何を伝える~
第3章 引き出しの魔法 ~どう組み立てる~
第4章 ビジュアルの魔法 ~どう見せる~
第5章 話し方の魔法 ~どう伝える~
第6章 みんなへのメッセージ
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Posted by ブクログ
発表がうまくなる! 好きになる! 10歳から知っておきたい魔法の伝え方。鈴木 深雪先生の著書。日本ではお勉強が得意でも発表やプレゼンテーションが苦手な人は多い。外国ではお勉強が得意な人もそうでない人も発表やプレゼンテーションが苦手な人は少ない。発表やプレゼンテーションが苦手だとこれからの国際社会では生き残っていけない。言わなくてもわかるでしょうが通じるのは日本だけ。発表やプレゼンテーションでわからせないと意味がない。日本の義務教育で発表やプレゼンテーションをもっと学ばせないといけない。
Posted by ブクログ
あらゆる場面で求められるプレゼン力。
早いうちに身につけておいて損はないなと思った。
自分はプレゼン力が絶望的にない(というか率先して行うとする勇気がない)ので一から漫画を交えながら優しく教えてくれるのはありがたい。
「本番あるのみ」「場数を重ねろ」 「アウトプットが大事」と啓発本 の 常套句ばかりではなく、誰でも気軽に実践できそうな大変有益な情報も。
周りの会話を観察して、トーク力の優れている人がいたら真似をする。
ひっかかる部分が多いと感じた人は、自分も同じことをしてしまわないように心がける。
簡単そうなことから実践していきたい。
Posted by ブクログ
発表がうまくなる! 好きになる! 10歳から知っておきたい魔法の伝え方
著:鈴木 深雪 イラスト: 新藤 さとえ
伝え方には、いくつからのルールがある。それらを使えば、伝える力は必ず上達する。本書では、伝えるための一つの道具として「プレゼン」の方法を伝えている。相手に自分の思いや考えを伝える方法、つまり各自が持っている宝物を相手に伝える方法とも言いかえることができ、それらを、「魔法の伝え方」として紹介している。
本書の構成は以下の6章から成っている。
①伝える魔法 プレゼンテーションとは
②メッセージの魔法 何を伝える?
③情報ツリーの魔法 どう組み立てる?
④ビジュアルの魔法 どう見せる?
⑤話し方の魔法 どう伝える?
⑥みんなへのメッセージ
難しいことを簡単に伝えることは難しい。
本書は伝え方の素晴らしい機会である「プレゼンテーション」にフォーカスして10歳からわかるというわかりやすさを第一に記されている。
わかりやすいといっても必要なことはしっかりと網羅されており、説明不足であったり、言葉足らずなことは何もなく、必要なことがMECEにわかりやすさを意識したフレームワークを散りばめることで、漏れなく、ダブりなく、実践的に紹介されている。
レベル感はあるものの、あらゆる年代の読者に対しても、それぞれに確実にメッセージとして伝わると思われる。
人に伝えたい。伝えたあとの変化と行動への期待等。
わくわく感がちりばめられた前向きな一冊となっている。