【感想・ネタバレ】罪人たちの甘い薔薇のレビュー

あらすじ

過去のトラウマから他人に触れられるのを恐れる満は、そのきっかけとなった実父に復讐することを望んでいる。実父の秘書・黎が復讐の協力者として名乗りをあげてくれたけれども、その代償として満が差し出させるのは、自分の『体』だけだ。他人の体温に吐き気を覚える満だが、黎から与えられる愛撫に、いつしか溺れていき……。

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Posted by ブクログ

高月さんはシリアスとコメディの差が激しい方ですね。
この作品はシリアスタイプ。
この方のシリアス系はどれもそうなんですが、最終的な救いが見当たらないというか。

酷いことをされて、性格歪んだら、そのまま歪みっぱなし。
この話でも復讐を遂げて、その後、二人はシアワセになりました、っていうのとはちょっと違うカンジ。
自分達が酷い復讐をしたっていう事はそれはそれで、受け入れて、それを心にきっちり残して、
たとえ非道といわれようと、淡々と平凡な日々を過ごしたい、みたいな。

敵役親子はともかく、異母兄弟達は、普通の欲があるだけで、それほど酷い人間ではなかったと思いますが、
その人たちも、きっちり売られちゃうわけですし、やっぱ受け子も攻めも性格歪んでるよなー…シミジミ。

まあ、そーいう救いのないトコロもけっこう好みだったので、★4でw

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2009年10月07日

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