あらすじ
アンチからのメッセージに頭を悩ます中、
突如、WEB上に現れた
“息子と同じ小学校の保護者”。
自閉スペクトラム症の息子に浴びせられる心無い言葉。
私たち親子を日常から排除しようとする動き――。
教育委員会に息子へのクレームを入れるなど、
エスカレートしていく保護者たち――!!
一方、巨大掲示板では、
息子の小学校・娘の小学校・私の本名が晒され、
アンチブログでは、
出版社やブログ運営会社に
漫画内容や記事の見直しを求める署名活動が!
目次
第1章 アンチからのメッセージと
ネットのカキコミ
第1話 「あなた嫌われてますから」
第2話 私への批判と息子への憶測
第3話 炎上後の粘着
第2章 保護者の出現
第4話 アンチブログ
第5話 息子の小学校と私の本名の特定
第6話 教育委員会の視察
第7話 疑心暗鬼
第8話 娘の小学校の特定
第9話 署名活動
第10話 挑発に反応
第11話 発熱のツイート
第12話 なりすまし?
第13話 「こもたろを守る」
第3章 犯人を見つけ
裁判で戦う
第14話 弁護士探し
第15話 発信者情報の開示請求
第16話 犯人特定
第17話 動機
第18話 口外禁止
第19話 判決
最終話 確かに言えること
描き下ろしのこぼれ話も収録!
掲載時のカラーページを完全補完した、電子だけの特別版にてお届けします!
★単行本カバー下画像収録★
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
誹謗中傷の恐ろしさを痛感した。
何年間も毎日自閉症の息子に向き合ってきた親に対し、ただブログを見ただけの匿名の人達が批判や意見を述べることの不気味さや気持ち悪さ。
誹謗中傷者は批判コメントが殺到している場所を好む傾向にあり、酷いことを言っても紛れ込めれば大丈夫だと考えがち。
少しでも火種になりそうな場所を逃すまいと日々舌なめずりをしている。
その執念には唖然とした。
今までは「誹謗中傷なんてどこの馬の骨かもわからない人間が勝手にほざいてるだけなんだから無視してしまえばいいのに」と思っていた。
しかしこの考えがいかに甘かったことか。
本作で描かれている誹謗中傷のリアルに恐ろしさを痛感させられた。
言葉は時として刃物になるという名言を初めて落とし込めた気がする。
心無い暴言は命さえも脅かしてしまう。
境地に追いやられていく作者さんを見て、もういっその事ブログを辞めてしまえばいいのにと思った。
しかし表面上の事実しか知らない人間がこういった辞めればいいのにとか無責任な忠告ができてしまうことの恐ろしさも同時に感じた。
これからは自分も被害者や加害者になりかねないという自覚を持ってネットと付き合っていきたい。
誹謗中傷
ネットが発達するにつれ匿名で悪口を言う人々が増えてきていますね。しかも、子供に対しての悪口は本当に酷すぎます。誹謗中傷を受けた方のダメージは図り知れず、戦って勝訴になっても神経を消耗するし、生活や気持ちが元には戻らないのが辛いですね。