【感想・ネタバレ】マイティ・ソー:シーズンワンのレビュー

あらすじ

輝く尖塔がそびえ立つ神々の国アスガルド。その国の若き王子ソーは最も強い神として知られていたが、 同時に最も傲慢で軽はずみな性格でもあった。巨人やトロールをなぎ倒し、その武勇を誇っていた彼の栄光の日々は、 嫉妬にかられた義弟ロキの陰謀により突然終わった。父王オーディンによって地球に追放され、足の不自由な医師ドナルド・ブレイクに転生させられてしまったのだ。自分が何者かを探求し続け、やがて本来のパワーに目覚めた彼は、愛する二つの世界、地球とアスガルドを守るため、 真の自分の姿を取り戻して行くが……。

雷神ソーのファンタジックなオリジンを現代的にアレンジ。最強にして傲慢。神々の国から地球へと追放された雷神ソーの冒険物語! 果たして、彼は本来のパワーに目覚め、真の自分の姿を取り戻すことができるのか!?

●収録作品●
『THOR:GOD OF THUNDER』#1
©2021 MARVEL

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Posted by ブクログ

ソーのオリジンを語りなおした作品。
ソーのオリジンを語る上では医師ドナルド・ブレイクとしての人格がどうしても欠かせない。正史世界における展開としてはブレイクの設定は少々こみいってしまって扱いにくいものとなっているのだが、それをうまく決着が付きにくいと思われる短編の中で見事にとりあえず収束させている手腕に驚く。もちろんもう少し心情の変遷など細かく描いて欲しい部分もあったが、ここまでやれていれば十分ではないだろうか。
書かれたのが2013年なので、ウォーリアーズ・スリーや平ムダル、シフなど映画でも活躍したキャラクターも余すところなく登場させている。映画でソーに興味を持ったなら読んでみても良いかもしれない。
巻末にはいつものシーズンワン同様、試し読みの一話が載っている。他作品の解説書でも概要を知ることができる「ソー:ゴッド・オブ・サンダー」はなかなか壮大な話だそうなのだが、その導入中の導入なので歯切れがとても悪い。せめてこの回だけでも楽しめればいいのだが…。興味を惹くための引きになっていて辛い。

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2017年10月22日

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