【感想・ネタバレ】友達未遂のレビュー

あらすじ

「これでみんな、共犯者ね」

秘密を抱える4人の少女。
その仮面がはがれる時、
校舎で事件は起きる――。

書評家、書店員、各紙誌が大絶賛した
一気読み必至のサスペンス、ついに文庫化!

親に捨てられ居場所を失った茜は街から離れた山奥の全寮制の女子校へ入学した。桜子、千尋、真琴の3人のルームメイトと共同生活をする中で、肖像画の破壊など不審な事件に巻き込まれる。浮かび上がる4人の深刻な問題。そして、嫉妬、憧れ、トラウマ、怒り。それらが交錯するとき、事態は思わぬ方向へ……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初の方は読み進めるのに時間がかかったのだけれど、最初以外のキャラクターにフォーカスされたところから世界観が飲み込めてきて面白くなりました。それぞれのキャラクターの悩みや心情がよく描かれていて共感しすぎて辛いくらいでした。終わり方が個人的には希望が見えて好きです。

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2024年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後はスッキリして読み終えられた。4人の苦悩と葛藤、感情がすごく伝わってきて読んでる側も心が痛くなる場面がたくさんあった。特に印象的だったのは、復讐というものは結局は互いに幸せになれないことなんだと改めて感じさせられた。4人が仲良くなって、ハッピーエンドで良かった。

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2023年11月11日

Posted by ブクログ

創立130年の全寮制年女子高、星華高等学校は
先輩をマザー、後輩をチャイルドと呼ぶ。
小さな世界に生きる彼女たちの高校生活は...。

華やかで、でもドロドロした世界観が広がって行くのかと思っていたら
いろいろな展開がありスイスイと読ませる。

タイトル「友達未遂」
どう読み取ればいいのだろう。
こだけ謎だった。

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村を出て、バカにされないように虚勢を張っている間に、自分が本当に好きなことを忘れてしまっていた。ものさしを取り戻さなければいけない。子供の頃はちゃんと持っていた、自分がどうしたいのか、何を好きで、どうなりたいのか、それを測るものさし。
子どもの頃のように自由に絵を描いてみよう。受験用のデッサンではなく、ただ、自由に、気の向くままに。
これからも絵を描きたいのか。
それとももう辞めたいのか。
ちゃんと、自分自身で、決めなければいけない。

「こういうお空の色をね、茜色っていうんだよ」
「あかねいのいろ?」
「そう。お母さんね、この色が大好きなの。それでね、あなたのことも大好きだから、茜って名前にしたんだよ」

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2021年12月30日

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