あらすじ
「これから半年以内に、貴方の運命を変える出来事が起こるわ」
周りから浮かないように振る舞う高1の遠藤彩と石垣渉は、クラスでも人気の存在だが、お互いに対して苦手意識を持っていた。ある日、彩は渉が同性の恋人に振られたことを知る。
「……気持ち悪いって思うだろ」
「思わないよ。誰に恋しようと、そんなの自由じゃん」
動揺する渉にそう告げた彩にも、実はある秘密があった。
そんな二人が高校生活初の文化祭で、クラス担任からいきなり指名され、
「文化祭名物《伝説の富士宮やきそば屋》」のリーダーを任されることに――!?
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Posted by ブクログ
読み終えて、むしょうに高校時代の写真が見たくなりました。(残念ながらわたしの高校時代の写真はそう簡単に見れないアナログ時代の産物ですが)
イベントの時って、互いへの理解が増してなんだか妙に距離が近くなるものだよね。
そういえば、後夜祭の時ってやたらと告白されたものでした(遠い目
ああ、あの喜怒哀楽がジェットコースターの目まぐるしい日々に戻ってもう一度青春したい!!
(でもやっぱり疲れるかも? 喧嘩したりベタベタしたり傷ついたり傷つけたり泣いたり喚いたりほんとにめちゃくちゃな日々だったしな笑)
彩も渉も、互いに『赤でもなく青でもない』存在が必要な時期だったんだろうな。
誰に恋をしようが自由。ほんとにそれはその通りで、それを言葉にできる彩は誰よりも大人だとおもうよ。
誰かのいちばんになりたいってすごくシンプルで本能的な願望で。それがうまく満たされないと、残念で面倒な大人になってしまうから、拗らせられる時に拗らせることが肝要。彩も渉も(央介も)、この瑞々しい時期におおいに拗らせられてよかったなと大人であるわたしは思うのですよ。
言いたいことぜーんぶ言っちゃって、空っぽなハートに喜怒哀楽詰め込んで、めちゃくちゃだけど輝かしいあの日々を思い出して、少し肌艶良くなりましたありがとう。
この五人は卒業しても、この文化祭の時に集まってまたやきそば食べるんだろうなというとこまで想像して楽しませてもらいました。
Posted by ブクログ
学校で行われた全校ビブリオバトルで2位に選ばれた本です。発表者の紹介を聞いて、その伝え方に強く関心を持ちました。言葉の選び方や表情の使い方まで含めて、本の魅力を引き出していて、思わず「すごいな」と感じました
そして実際にその本を手に取って読んでみると、やはり自分だったら絶対にあんなふうには発表できない、と改めて思いました。本の内容だけでなく、紹介の仕方そのものが印象に残り、ビブリオバトルの奥深さを実感しました
この本を読んでいると、日常の中で感じる「うまく言えない気持ち」や「どちらでもない自分」を思い出しました。友達との関係でも、はっきり言えないことや、赤でも青でもないような曖昧な気持ちってあると思います。そういう瞬間を大切にしてもいいんだ、と気づかされました
彩や渉の姿を見ていると、拗らせることも含めて青春なんだなと思います。中学生の自分にとっても、まだまだこれからいろんな気持ちにぶつかるだろうけど、それを隠さずに表現することが大事なんだと感じました
Posted by ブクログ
最初はお互いがお互いのことを苦手だったがその二人が文化祭を通して成長していく物語。自分は題名の続きに「君だから」というのをつけたしたいと思った。他人から見えている自分と中身との違いや自分を相手に合わせて作っているなどの悩みが主人公と一致していてとても共感できた。また、最後のシーンがとても好きだった。まだまだ特殊と考えられてしまわれがちなlgbtの存在を青春の1ページと共に描いてくれてくださっているところが印象的だった。文化祭という1つのイベントや同じ空間、時間でも人によって視点が違ってこの本は特に登場人物の描き方がリアルで本の世界に入り込めた!