あらすじ
何かを変えたいけれど、
どうすればいいのかわからない……
新人から中堅、ベテランまで全てのビジネスパーソンへ。
ワクワクする働き方が見つかる、
想像以上の自分に出会える。
新しいキャリアデザインの方法論。
事例も満載。
副業、社内起業、転職、
パラレルキャリア、独立……働き方は1つじゃない!
「1つの会社、1つの専門性を追い、管理職へステップアップ」といった
“これまでの当たり前”の目標が消えたり、
目標が無意味になるほどの想定外が起こったりするのが今の時代です。
しかし、見方を変えれば、目標を失った先にいる、
自分が想像すらしなかった新しい自分と出会えるチャンスでもあります。
そのチャンスを活かすには、新たな目標を生み出す方法論が必要。
本書は「4つのステップ」という手法を使い、
時代を切り拓く新しいキャリアデザインを伝えていきます。
講師のセミナーを聞き、
ワークショップを受けるようなイメージで読み・実践できる1冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人生100年時代、変化が激しい昨今では身につけたスキル、専門性など目標としていたキャリアを思い通りに歩めない。
これからは目標喪失をポジティブに受け止め、キャリア変化を楽しむことが求められる。
この本では4つのステップで実現していく。
誰しもなりたい自分があるはずです。
どんな状態が自分にとって幸せか(目標)を考え、そこに向かって人の力を借りながら学び続け、実現に向かって挑戦する。途中で目標が変わっても大丈夫。変化を楽しみ色んなことに挑戦していく。それにより相互支援のなかで貢献が生まれ、存在実感が得られる(=幸せ)。
まとめると
自分軸を持ちながら時代の変化を楽しみ、自分らしいキャリアを築いていくための本です。
Posted by ブクログ
■読書背景 同僚に薦められて読んでみた。昨年、キャリアコンサルタントの資格を取得したこともあり、内容に興味があった。 ■感想 前半にあった目的と目標の違いについての話は、大変参考になった。例として挙げていた医者の話や免震構造の話も頭に入りやすい。子供の時からこのマインドで育てられると、それこそ色んなことにチャレンジする子供が増えるのかなと感じた。
Posted by ブクログ
混沌とした今を生き抜く智恵と勇気をくれる、いまどきな本
「人生100年時代」といったご長寿社会になる一方で、組織やポジション、技術のサイクルが短くなっている。そんな今、キャリアゴールを決めて、計画を立てて、達成度をみて突き進んでも、ふりだしに戻るケースもある。
であれば、自分の中にある漠然とした願い、想いを探求し、あたためて、それを仕事で試しながら、自分の在り方、人生を追求する姿勢こそがキャリア開発の本質だとする主張に激しく賛同する。
さらにそれを一人ではなく、周囲の人や社会との関わりを前提に、躊躇せずサポートも乞いながら進める世界観が緻密に描かれていて、とても温かい気持ちになった。
ワークやケースも豊富に掲載されていて、刺さる問いも多数ちりばめられている。
自分や社会を見据えて自己主導のキャリア意識を育むことのできる名著。
Posted by ブクログ
なんとなく不安、このままではまずいんだけどなー、と思っている方には、ぜひ読んでもらいたい。
今までのキャリア本は、何かの理論を要約したり、まとめたりするものが多く、独自のメソッドを感じるものがなかった。
本著は著者たちのコンサルや研修の実体験をもとに書かれているので、具体的なシーンを思い描くことができる。
さらにイメージを加速してくれるものが、文中にある個々人の事例だ。思いに従った転職、パラレルキャリアなど、様々な活躍の種類を示してくれている。
このおかげで自分にもできそう感が高まる。
最後に、一歩を踏み出せてくれるのが、著書内にあるワークだ。このワークをやれば限界突破をした自分の姿がイメージされ、行動できることだろう。
Posted by ブクログ
キャリアでモヤモヤしているときに何かの雑誌でオススメされてポチった一冊。
【ざっと内容】
不安定、不確定要素が多い世界になっている中でどのように自分のキャリアの方向性の道筋をつけて、どう行動を促すべきかがワークと共に述べられている。ワークがstep by stepになっており、本著の指示通りに読めば自身のキャリアのパーパスやそれを実現するための行動リストも出来上がるようになっている。
【こんな人におすすめ】
・自身のキャリアに不安を感じている人
・組織の人事関係者
・キャリアについて勉強している人
【感想】
すごく現代にマッチしたキャリア本に仕上げている良著でした。
個人的には課題の言語化が良くできていると感じた。例えばスキル陳腐化不安、不安定化不安等、職場でよく耳にする声と一致している。加えて、Will-Can-Must図の課題の指摘も興味深かった。この考え方はリクルート社から来ていると認識していて、このフレームワークで同僚と話すとどこかしっくりこず、会社側の言い分を正当化して、社員個人には「我慢がせえ」的なメッセージになりがちだったのだが、本著の「今できることにフォーカスしすぎてしまう」という指摘は少しモヤが晴れた気持ちになった。
唯一惜しいなと思ったのは、「今務めるている会社との接し方」に触れてくれたら☆5でした。いくら自分で色んな方向性を定めても、それを目の前の業務や仕事とどう融和していくかは非常に大事な論点と思う。
Posted by ブクログ
【なぜ】会社推薦本かつ興味のあるキャリアデザインだったため新しい発見があるかと思い一読
【どう】4.0点の★4(納得納得の嵐)
一番心にのことったフレーズ「自分らしくキャリアを作りながら、自分らしさの殻から脱皮し続けることが必要」。
自分とは何か?の問いかけからどんなことに楽しさを見出す→やってみると意外な自分を見つける→改めて元に戻る。の繰り返しで一回り一回りと大きくなるんだろうな。
柔軟な軸を免震構造という地震対策の工法を例にするあたりセンス○。
「誰でも、いつからでも人間を変われることができ、成長できる。そして、自分自身も」
【学び、備忘録】
・becomingではなくbeing
・目的は柔軟、目標は固定的
・「何を変えないか?」「何を大切にするか」を考えること。
・硬直マインドセット.しなやかマインドセット
・遠藤保仁氏の「ベテランのそろそろ若手に譲るはおかしい、若手は奪いに、ベテランは奪われないようにしないといけない」はハッとさせられた
・ジャック・アタリ氏「利他主義は、最も合理的な利己主義である」
Posted by ブクログ
思い掛けなく良いキャリアデザイン本に出会った。can, will, mustの重なったところに自分のキャリアがあると思い込んでいた自分にとっては、正に目から鱗。こんな考え方もあるのかと思ったが、flexibleな考えに非常に共感でき、これから自分でも実験できると思った。
Posted by ブクログ
働く目的を見つけるという点において、自分に正直に向かい合い心が欲するものを“まずやってみる”という事を推奨していた。どんなに深く考えても先に進めない事は良くあって、ソレを行動によるトライアンドエラーと気付きで精度を上げていくいう趣旨であった。確かに考えてばかりで変化がなければ、時間の無駄ですもんね。まずは行動で変化を起こしたい!
Posted by ブクログ
目標という本質主義的な概念と、目的という社会構成主義的な概念が適切に整理された上、人のキャリアの問題に実践的に落とし込まれている点が特に秀逸と思いました。個人視点からのパーパスマネジメントは人生100年時代、VUCAの時代への切り替わりに欠かせないものですがキャリア支援の現場では十分に理解し活用できている人は稀です。キャリア支援者がぜひ読むべき一冊と思いました。