【感想・ネタバレ】認知症の私から見える社会のレビュー

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Posted by ブクログ

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認知症の人にかかわる機会って誰しもあるんじゃないかと思う。そんな時にこの本を知っていると対応違ってくるんじゃないだろうかと思います。著者も言っていますが、もちろん誰にでも当てはまるわけじゃない。無理だよって思う人も間違いなくいる。でも症状の程度によって対応は変わるし、変えていかなくちゃいけない。それは忘れちゃいけないことだと思います。

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

認知症になった御本人の著書。
本人が発信する新しいタイプの本であり、たぶん多くの人にとって驚くことばかり。

現状を見て判断ではなく、認知症として最悪の場面を想定してアドバイスされる。迷子になるから外出させないのではなく、文明の利器ITを駆使する(例えばライン電話)、自分は認知症であり困っていると書いた名刺サイズのカードを持つ。覚えていなくてもアラームをかけ薬の服用忘れを防ぐ。時計の読み方がわからなくなるので、読み上げるアプリを使う。洋服の着方がわからなくなる(文面からよく理解できなかったが、どこの穴に頭を入れるか?ということか)ときのため自分用に印を付ける。スイカを何枚か持ち見つけられないパニックを防ぐ。などなど
なるほどと思うことも、でも同意できないことも書かれていたが、当事者にしかわからない生の声を知った。

身近な人が同じ病で退職し、何年も介護され、最後は…というのを知っているだけに、どちらの気持ちも大切にすることは本当に難しい。
ハード面、電球を人感センサー付に変える、ガスからIHなどの変更は家族みんながメリットを享受できるはず。
自分自身がITを受け入れ馴染んでおくことも大切だと思った。
どんな立場の人にも読んでほしい本。
関係ない、と思う人にも知っておいてほしい知識だと思った。

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2023年08月20日

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