【感想・ネタバレ】旨し、うるわし、京都ぐらしのレビュー

あらすじ

きもの姿のたおやかさ、でも酒豪でめっぽう明るい性格、レシピ本のお料理の再現性の美味しさは定評のあるところ。京都在住、料理研究家・大原千鶴さんの初のエッセイ本。 美味しいお話はもちろんのこと、日々の暮らしを肩の力を抜いて、いかに楽しむか、といった生き方テーマにも思いを綴った1冊。人生は楽しいことだけではない。家族の思い出や地域との共存、老いや病いなど、哀しいこと心配なこともあるけれど・・・・・・。日々の料理が救ってくれることもある。だからこそ、愛をもって料理を作りたい、と語ります。そんな著者ならではの料理の心得集も収録しました。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私の憧れの京都。
中でもその象徴のお一人が、料理家の大原千鶴さん。
「京都人の密かな愉しみ」で料理コーナーのお話など興味深く聞いたのが、大原さんに憧れるきっかけでした。
上品だけどお高くなく、良く笑い、ユーモアに少しのブラックあり、お酒がとても似合う…
そんな方の成り立ちが知りたくて…
初めてのエッセイ本です。

やはり思った通りの方で、自然を愛し、嘘偽りや、自分を必要以上に良く見せようという計算の無い方。
育った花脊の自然の描写が美しく、空気や光を感じます。
「食べ物を頂く時は感謝を忘れず」という言葉はよく聞きますが、慣用句として使っている人、言わされているような人も多いと思う中、自然を愛する心の底からの言葉なのだなあと感じました。

京都人のこと、大原さん自身の生き方、考え方、共感できることだらけです。
とてもおこがましいのですが、私の物の考え方と似ている部分もありました。
これからも、大原さんの料理やお人をお手本にしたいです。

おおきに。
そして、お酒が飲みたくなりました。

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2020年06月08日

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