あらすじ
【あらすじ】
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』から7年ぶりの2作目。
期待していなかった日常を変えた、出会いと別れの物語。
人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?
不倫と仕事に一生懸命なパラリーガル、初恋の相手の同棲を続けるスタイリスト、夫の朝帰りに悩む結婚3年目の妻……。誰かを大切に想うほど淋しさが募る日常は、予想外の“事件”をきっかけに一変する。
自分で選んだはずの関係に、どこで決着をつけるのか?
素直になる勇気を得て、新しい人生を踏み出す6人の軌跡を描いた恋愛小説。
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Posted by ブクログ
〜1周目〜
2022.05.06
人と人は繋がっていないようで繋がっているということを感じられた一冊。
誰かにとっていいことは、誰かにとって悪いことで。
思ってもみないことで。
そんなことを感じさせられた。
Posted by ブクログ
一つの現象を取り巻いたいろんな人の視点の物語
登場人物一人一人が人間味のある強み弱みをさらけ出していて、最後は強みに変えて行くっていう
物語の中では誰も幸せになれないけど、でも物語の続きでは強くなって、自分を愛して幸せになっているんだろうな、なっていてほしいなって思う
気持ちのいい読後感でした
Posted by ブクログ
6人の女性の視点で描かれてるお話です。
去年の春ごろに読んでいたのですが、最近また読み直しました。
いろいろ問題を抱えてる人たちなのですが、嫌味な表現もなく、いやな感情にもならず、すっと入ってくる文章でした。今回も2日ほどで読み切りました。
6人の隣人たちはみんな素敵な人で、かっこよくて、女性でした。
恋とか愛とかそれぞれの形があっていいんだなって思わせてくれる、そんな物語でした。
Posted by ブクログ
結婚3年目の福吉ひかり、子ども食堂を利用する小学4年生の立花莉里、パラリーガルの水戸知歌。
ひかりと知歌は姉妹、その母親が子ども食堂を手伝う美智子。ひかりの夫と莉里の母親が不倫、知歌は父親が不倫の末に家を出て別居している事を嫌悪しながらも、自分も同じ事をする。知歌の相手は女優の戸鳥青子の夫であり映画監督。青子の親友、ヨウは高校時代の同級生と不倫からの略奪愛、その同級生が美智子の夫でありひかりと知歌の父親。
そんなに身近に全員集合するなんて実際あったら怖い。
青子の、現実なのに女優っぽいところは鼻につくけど、どうしてこんなにいい人でいられるのだろう。
『取り返しはつくかつかないかではなく、つけていく』
セリフみたいだ。ひかりの夫の直人、ひかりと知歌の父親、青子の夫、全て好きじゃない。対して青子、莉里、ヨウは冷静すぎる。ダメな男なのに惹かれる女、理屈じゃないんだろうね。
映像だったらどんな様子だろう…
Posted by ブクログ
ヨウが両親に会いにいくシーンで、ネイルを落とそうとするけど、「ありのままの自分で会うためにネイルを落とさなかった」という言い回しに少し違和感を覚えた。
ネイルくらい、身だしなみの1つで、落とすかどうか迷うことか?と思ったけど、実はヨウが男性だったと気づいて、腑に落ちた。
淳哉が同性愛者だという文章よりも先に、ヨウの正体に気づきたかった...
Posted by ブクログ
星3.5かな〜。
確か昔読んだけど途中は思い出したが、全くオチを覚えてなかった。何人かの大人の恋愛の話。多視点で描かれ、だんだん点と点が繋がっていく好きなタイプのストーリー。若干消化不良ではあるが。
あとは全員女性視点と見せかけたミスリードも良かった。
何年一緒にいてもどんな形であっても愛があるかどうかは積み重ねなんだな〜とか家族の形も色々いうオチ?
あとは母は強い。みたいなのが軽くあった。
面白いは面白いけど不倫、浮気が許せる人間ではないのできちんと報いを受けて欲しかったなとは思った。なにこれからは幸せになります。みたいな前向きさ出してるんだよ。
優しく何の罪も犯してない青子さんは報われるべきだろ、でも夫との積み重ねを怠ったからかな
でも最後の隣の人に愛されるにはまず自分を愛さなきゃみたいなのは良かった。本当にそう。