あらすじ
思いや行動がある一定数を超えると、それが「真実」となるといわれる「百匹目の猿現象」。それは人類の未来に何を語りかけるのか? この猿現象をとおして、世の中をよりよい方向に変えていこうと提言する、ロングセラー。
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Posted by ブクログ
下記印象に残った2点。抜粋。
>百人が気がつけば世界が変わる
→世の中の仕組みや価値観は、1割の人が気づいたら変わる
個が目覚めると種の意識が変わる。
動物の実験で確かめられているらしい。
1割が気づけば、世界が変わる
1割と言えば、現在は日本でスマートフォンの千万台が使用されている。
人口の1割である。
本が読め、買い物ができ、写真を取ることができ、位置情報を確認ができ、情報の共有が可能。
他機能を言えば、枚挙にいとまがない。
少し前に想像すれば、どんなに大きな形かと思うけれど、
それを提供するのは、片手に入るコンパクトサイズ
「気づき」がキーワードで、知るではない。
そこに本質がある「気」がした。
>意識の共鳴や本物の継承には、無意識(ユングの集合的無意識)が友好的である。
→本物は知るより、感じるもの。
然りと感じる体験を人生で一回でも多くできるよう、日々生きたい。
合わせて読みたい。
ほおじろ栄一 なぜそれは起こるのか
春山茂雄 脳内革命
江本勝 波動の幸福論
Posted by ブクログ
芋を洗うという行為を行う猿が百匹に達したとき、その行為は時空間を超えて、別の集団に伝わるという研究結果をテーマにした自己啓発本。
商品サービスの採用者がある点まで行くと爆発的に普及するという、マーケティングでいうクリティカルマスの考え方も、この百匹目の猿現象なのだなと思う。
船井さんのメッセージは、今世界中を覆っている心の問題、都市問題、民族紛争、環境問題などの難問を解決するために、おのおのが自分から行動を起こして、百匹目の猿になろう、というものです。なるほどとも思いますが、何となく一部の賢い人が愚民を引っ張っていくという構造が垣間見えて、いやな感じがしました。
ただし、そうした鼻っ柱の強い部分を差し引いても、読む価値はある本ですね。