あらすじ
『なんど生まれ変わっても、必ずおまえの元へ行く』
狼族の獣人が治めるコロニーの片田舎で、奇妙な双子が誕生した。
片方は、正当なる狼族のヨシュア。
もう片方は、毛皮を持たず、牙も持たず、狼族には有り得ない黒い毛の、異形の化け物の、ウメ。
ウメは、両親にも村の住民にも虐げられる中、ヨシュアにまもられて育った。
時を同じくして、狼族には絶滅の危機が迫っていた。
生まれてくる子どもの数が、年々減り続けてゆく。
狼族に子どもが生まれないのはなぜなのか。
研究所所長のセドリックはあらゆる文献を探り、とある結論に行きつく。
それは、『真実の王の不在』というものだった。
ひとりの王の誓いから始まった愛の鎖の物語がいま、再び紡がれる……。
※この話はオメガバースに独自設定を組み込んでいます。
感情タグBEST3
匿名
作品との出会いに感謝
双子なのに、見た目があまりにも違いすぎる2人の運命はいかに!
世界観のスケールが大きく、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクな気持ちを持ちながら 最後まで失速する事なく一気に読んでしまいました。
自分の中で、新たな扉が開いた感じ。面白かった!