【感想・ネタバレ】その薬は私の血肉で出来ている(3)のレビュー

その薬が救えるのは命か魂か。

行き場のない死者の魂が落ちる場所である「辺獄」で、その身そのものが薬となる人間の少女は、異形の医者と共に自らを削りながらも病を癒し、様々な出会いを通じて自分や世界を知っていく。
天使や悪魔、命と魂、人々の思いが全6話で描かれる、悲しみと慈しみに満ちたダークファンタジー。

一見するとホラー・サスペンス系の雰囲気を感じるタイトルですが、内容的には少し複雑なところがあるものの、ダークでありながら繊細な物語が繰り広げられ、全6話とは思えない満足感がある作品です。
また、病や命を題材にしてはいるのですが、グロテスクだったりキツい表現が多かったりするわけでもないので、そういった描写が苦手な方も安心して見られる内容になっています。
ネタバレになってしまう部分もあるので具体的な内容は控えますが、何よりも主人公である人間の少女と異形の医者の関係性が非常に魅力的でおすすめポイント!
個人的には、もっと眺めていたかった、もう少し続いてほしかったと願ってしまうくらいに読んでほしいと思う一作でした。

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購入済み

不思議で面白い

2018年04月14日

とても愛情を感じるエピソードでした。世界観が緻密で、なかなか他にない読後感があります。面白いです。

2
ネタバレ購入済み

こういう展開もアリなんですね!

2018年04月13日

主人公が小さくなって、患者の体内に入って治療する……というSF的な展開を、ファンタジーである本作でも見られるとは! 厳密には小さくなって体内に入ったわけではないですが、そういう展開を大迫力で見せていただき、大満足です。この作品は毎回味付けが違って、読んでいてとても楽しいです。

2
ネタバレ購入済み

髪の毛の使い方

2018年04月13日

おもしろかったです。ものすごくファンタジーな話なのに、医療面がしっかりしていて説得力がいつもありますよね。先生のキャラのおかげで、シリアスになりすぎないのはやはり読み味が良いです。次はどんな世界なのか、楽しみです。

2

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