西本紫乃のレビュー一覧

  • モノ言う中国人

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    おもしろかった。中国のメディアはもともと政府のプロパガンダから生まれたものだから、そもそもの考え方が日本と違うこととか、そんな中、インターネットの発達により、「新意見階層」が生まれてきて、変わりつつあるということも、理解できているようで理解できていなかった。昨今の電車事故へのメディア対応もこの本を読むと理解がすすむ気がする。中国でのビジネス、特にコミュニケーションビジネス、に関係する人は読んだほうがいいと思う。

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    2011年07月26日
  • モノ言う中国人

    Posted by ブクログ

    中国が近代化している今の時代をネットという視点や、現地での体験から鋭く分析されている一冊。

    今の中国が徐々に変わりつつあることがよく読み取れます。
    ある意味、「話語権」というものが無かった一般大衆にネットというツールによって、緩やかにではあるが民衆のものになりつつあるという事が様々な出来事を通して、より大きくなっている事が読み取れる。

    中国の中から見ると、この緩やかさが当たり前で、外から見ているともどかしく思われるが、それは日本人が鯨を食べるのは野蛮だ止めろということに近い反発の感覚が中国の国民にはあるのだろう。
    今の中国のネットユーザーが若年層に多く、そういったネットの状況が今の中国の国

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    2012年02月27日
  • モノ言う中国人

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    日本を含め欧米諸外国からは中国という国には言論の自由がないように思われる。しかし中国にとっての言論の自由とは中国共産党の体制や政権を批判しないレベルにおいて保障されたものであるという点で、そもそも「自由」に関する概念が我々と異なることも理解しないといけない。
    中国という国が時に見せる民衆への人権侵害のような対応も、この「自由」の概念の違いを理解しておかないといけなくて、中国政府にとってはなぜ批判されなければならないのか?という反応を示すのもこういった概念の違いが背景にあるのだと感じた。

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    2011年10月10日
  • モノ言う中国人

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    最近は「中国」や「韓国」という単語が出ただけでヒステリックに拒絶しがちな流れがあるので、ちょっと冷静な視点からの論がほしいところです。
    この本は、ここ数年で急激に存在感を増してきている中国のインターネットによる発言と世論形成、それに伴うデモや腐敗した権力者の吊るし上げ、といったあたりに論を絞り、実例を多く踏まえながら紹介されてます。

    実例が「多く」出されてはいるものの、それぞれの例の詳しさに関してはちょい物足りないというか、舌足らずの感は否めない。まぁ新書という本のページ量の限界というところでしょう。
    それと本が出たのが2011年、尖閣諸島の問題が先鋭化し始めた時期とも重なってしまい、その辺

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    2013年09月06日
  • モノ言う中国人

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    単に、喋るというだけでなく、影響力を持った発言。
    元々中国の知識人とその他という区分があったのもあれだが、まあ、結果としてネットを媒介とした意思表示、意思形成が無視できない話となった来たという。
    まあそうかね。

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    2013年07月10日
  • モノ言う中国人

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     中国ネット言論事情。マスメディアが共産党の宣伝部隊である中国では,ネット発情報のインパクトが大。日本だとネットで話題の事件がリアル社会で知られないってのはザラだが,中国ではもっとネットに存在感がある。
     体制という社会的制限の中で,規制はあるにしてもある程度の自由な言論空間を提供するのが中国のインターネット。「話語権」という言葉が近年注目されるが,従来「主流」の人のものだったこの権利が,「非主流」である大衆にも開かれるようになってきた。
    「話語権」というキーワードのほか,「五毛党」と「人肉捜索」が面白い。前者は中国特有,後者は日本でも似たような現象が見受けられる。「五毛党」とは,インターネッ

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    2012年02月05日
  • モノ言う中国人

    Posted by ブクログ

    気になっていた中国の言論統制。経済成長とインターネットの普及で、どんな影響があり、どう変わってきたのか、が詳しく書かれている。益々冨貴の差が広がり、今後どうなっていくか、今、この時点で理解しておくと良いかも。

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    2011年04月05日