西本紫乃のレビュー一覧

  • モノ言う中国人
    おもしろかった。中国のメディアはもともと政府のプロパガンダから生まれたものだから、そもそもの考え方が日本と違うこととか、そんな中、インターネットの発達により、「新意見階層」が生まれてきて、変わりつつあるということも、理解できているようで理解できていなかった。昨今の電車事故へのメディア対応もこの本を読...続きを読む
  • モノ言う中国人
    中国が近代化している今の時代をネットという視点や、現地での体験から鋭く分析されている一冊。

    今の中国が徐々に変わりつつあることがよく読み取れます。
    ある意味、「話語権」というものが無かった一般大衆にネットというツールによって、緩やかにではあるが民衆のものになりつつあるという事が様々な出来事を通して...続きを読む
  • モノ言う中国人
    日本を含め欧米諸外国からは中国という国には言論の自由がないように思われる。しかし中国にとっての言論の自由とは中国共産党の体制や政権を批判しないレベルにおいて保障されたものであるという点で、そもそも「自由」に関する概念が我々と異なることも理解しないといけない。
    中国という国が時に見せる民衆への人権侵害...続きを読む
  • モノ言う中国人
    最近は「中国」や「韓国」という単語が出ただけでヒステリックに拒絶しがちな流れがあるので、ちょっと冷静な視点からの論がほしいところです。
    この本は、ここ数年で急激に存在感を増してきている中国のインターネットによる発言と世論形成、それに伴うデモや腐敗した権力者の吊るし上げ、といったあたりに論を絞り、実例...続きを読む
  • モノ言う中国人
    単に、喋るというだけでなく、影響力を持った発言。
    元々中国の知識人とその他という区分があったのもあれだが、まあ、結果としてネットを媒介とした意思表示、意思形成が無視できない話となった来たという。
    まあそうかね。
  • モノ言う中国人
     中国ネット言論事情。マスメディアが共産党の宣伝部隊である中国では,ネット発情報のインパクトが大。日本だとネットで話題の事件がリアル社会で知られないってのはザラだが,中国ではもっとネットに存在感がある。
     体制という社会的制限の中で,規制はあるにしてもある程度の自由な言論空間を提供するのが中国のイン...続きを読む
  • モノ言う中国人
    気になっていた中国の言論統制。経済成長とインターネットの普及で、どんな影響があり、どう変わってきたのか、が詳しく書かれている。益々冨貴の差が広がり、今後どうなっていくか、今、この時点で理解しておくと良いかも。