中村富士美のレビュー一覧

  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    登山をする者にとって遭難は、だれにでもどこででもいつでも起こりえると言えます。
    作者は普段は看護師として、医療に従事されていますが、山岳行方不明遭難者捜索活動および行方不明者家族のサポートを行う民間の山岳遭難捜索チーム、LiSSの代表です。
    普通、遭難の一報が入ると警察、消防などによる捜索が開始され...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    「山好きが山でなくなったのだから本望だ」。とは思わない。
     自身も登山が趣味でよく山に登る。初めて登る山は不安が多い。何度か道に迷ったことがある。すぐにルートに戻れることが多いが、なかなか戻れずに右往左往し、パニックになるそんなとき、“遭難”の二文字が頭をよぎる。それはまさしく恐怖!である。
     この...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳遭難捜索の現実を読ませてもらいました。
    生きている間に見つけるのがどれほど難しいのかよくわかる。
    自分だけは遭難しないとは絶対に思わないで、できる限りの準備をして山に出かけたいと強く思った。
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山歩きを始めた人、全員に読んで欲しい本。
    山の怖さ、なぜ遭難が起こるのか、捜索の難しさがよくわかる。迷惑をかけないよう、登山を楽しもうと心に誓った。
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山登りが好きな人が多いなぁ、と感じてたいたが、報道されるものだけでも相当なものだが、それ以外にも遭難は数知れず…
    自分たちも危険に晒される救助隊の人たちって…公的機関の捜索の後にあるいは同時に活動する民間捜索団体の看護師の方の著作。発見を待つ家族との関わりから遭難者のプロファイリングをし、捜索の範囲...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    子育て終わりの頃から始めた山歩き・・いつの間にやらのめり込む登山者となった。
    捜索にかかわっている専門家の目線より、素人だからこそ気づくというプロファイリングに舌を巻いた。

    幾つか、私も歩いた場所があった事もあって息をつめて読み、遺体発見時の描写を頭に描きました。
    一つ間違えば、私も同じ轍を踏んで...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    色々な書評で取り上げられていて気になって購入。
    登山はほとんどしたことがないけど、こんなに危険が潜んでいるとは。
    著者の中村さんの活動は本当に社会的意義がある素晴らしいものだと心が動かされた。
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    最初に出てきた「棒ノ折山」、以前ハイキングに行ったことがある山の名前でどきりとした。そこから、読むのが止まらなかった。ハイキングでもなんでも、山に登る人はぜひ一読してほしい。どんな山でも遭難する可能性があるし、ひとたび遭難すれば、家族の日常は一変する。帰らぬ人を待つ家族の気持ちにどう向き合うか、遭難...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    面白かったと言ってはいけないのだろうけど、ミステリー小説のようでぐいぐいと引き込まれた。
    丁寧に話を聞くことで行動が分かる。というか、やっぱり山では沢を降りないというのが大事だと改めて思う
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    NKHラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」で、ゲスト出演していた著者のインタビューを聞き、本書を購入。中高年層などを中心に山歩きや登山がブームとなっている近年、いわゆる低山での遭難者、行方不明者が増えているという。その捜索を担う民間団体の代表が本書の著者。
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    『「おかえり」と言える、その日まで』というタイトルを見た瞬間に、内容を全く知らないのに胸を打たれた。震災を経験し、「おかえり」と言えることが当たり前ではないと、痛感していたからだ。

    この話は、救命の看護師さんであった著者が、外傷についてさらに勉強したい思っていた頃に浮かんだ「なんで身近な里山で大け...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
     母から勧められて読んだ本でした。山で遭難された方々の発見を待つ家族の心境を知る事ができ、「そうか。遭難して何年も見つからなかった場合、死は事実として決して受け入れられるものではなく、ご遺族は心の中でまだ生きているかもしれない、という希望と共に、亡くなっているかもしれない、という不安と共に生きていく...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳遭難者の捜索に携わられている方による、実際のお話。最初に書かれていたが、山岳遭難というと2〜3千メートルクラスの険しい山で起きるものというイメージだったが、本書の事例はそうでは無かった。かといって登山初心者でもないし、初めて登った山ではないケースもあった。それだけ、登山と遭難というのは切り離され...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    民間の山岳遭難捜索「LiSS」。

    ハイキング程度しかいない者にとって、慣れ親しんだ里山などでも遭難してしまう事実に驚かされた。
    公的な捜索が打ち切られても、遭難者を見つけて欲しいという家族の願いも、時間とともに精神的・金銭的にも負担となっていく。そんな家族にも寄り添いつつ、1人でも多く「おかえり」...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    ネットで一部を読んでいて続きが読みたかった
    春から登山を始めたので、山岳遭難については興味があり内容も詳細でためになった
    ザックやウェアを茶や、黄色系にしていたので『青は自然界に絶対ない色なので、どこかに青いものを身に着けて欲しい』という言葉が響いた
    今度購入する時の参考にしようと思った
    家族は登山...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    なにげなく読んだ本だったが、よかった。自分が思っていたよりも、山で亡くなっている方はいて、亡くなったときにそのご遺体が見つからないことも少なくないのだということ。山岳遭難捜索をしてくださる、民間のこんな方々がいるのだということが知れた。遭難者のプロファイリングもそうだし、ご家族への寄り添い方もよかっ...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳遭難捜索の民間団体を立ち上げて活動されている看護師・中村富士美さんによるドキュメント。
    驚いたのは、家族から聞き取り、遭難者の性格や登山スタイルを緻密にプロファイリングしてルートや行動を推測する捜索方法。
    道迷いのときに、慎重な性格なら元来た道を戻ろうとするし、イケイケな性格なら先へ進もうとする...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳遭難救助隊の方による活動記録が6編紹介されている。
    登山者遭難の連絡を受ける⇒現場へ急行⇒見つからない⇒家族へのヒアリングによる情報収集⇒再捜索⇒その間の家族のケア⇒ついに発見(ご遺体)
    といった流れなのだが、予想もつなかい場所から発見されることもある。

    行楽シーズンは登山者が多い山であっても...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    救命救急センターの看護師だった著者は搬送されてくる登山者に接する中で山岳遭難に興味を持つ。いくつもの遭難の現場に立ち会い、その後捜索団体を立ち上げた。
    身近な山で起きている遭難はニュースにもならない。帰らぬ人を待つ家族をサポートして、知恵を絞って見つけ出す事例が紹介されている。
    警察による捜索が打ち...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    民間の山岳遭難捜索チーム「LiSS」の代表の著者。
    遭難者の家族に寄り添い、サポートし、丁寧な聴き取りからプロファイリングをして、遭難者の手がかりを探っていく。

    公的機関の救助が打ち切られた後に依頼されることが多いようで、全て紹介されているのはご遺体で発見されたケース。
    何週間、何ヶ月もかかる捜索...続きを読む