中村富士美のレビュー一覧

  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳遭難救助隊の方による活動記録が6編紹介されている。
    登山者遭難の連絡を受ける⇒現場へ急行⇒見つからない⇒家族へのヒアリングによる情報収集⇒再捜索⇒その間の家族のケア⇒ついに発見(ご遺体)
    といった流れなのだが、予想もつなかい場所から発見されることもある。

    行楽シーズンは登山者が多い山であっても...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    救命救急センターの看護師だった著者は搬送されてくる登山者に接する中で山岳遭難に興味を持つ。いくつもの遭難の現場に立ち会い、その後捜索団体を立ち上げた。
    身近な山で起きている遭難はニュースにもならない。帰らぬ人を待つ家族をサポートして、知恵を絞って見つけ出す事例が紹介されている。
    警察による捜索が打ち...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    著者は、山岳看護師。山岳遭難捜索の現場の実態及び自身の経験を語ったノンフィクション。
    中高年の登山ブームで、毎年のように遭難事故が起きている。登山家が高所で遭難する事例を想像しがちだが、実際は「こんな山で」と思うような低い山でも遭難は起きている。原因として多いのは、道に迷う、転倒、滑落、病気、疲労...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    民間の山岳遭難捜索チーム「LiSS」の代表の著者。
    遭難者の家族に寄り添い、サポートし、丁寧な聴き取りからプロファイリングをして、遭難者の手がかりを探っていく。

    公的機関の救助が打ち切られた後に依頼されることが多いようで、全て紹介されているのはご遺体で発見されたケース。
    何週間、何ヶ月もかかる捜索...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山を登る者として、読んでみる。
    このような活動をしている方、組織があったとは知らなかった。
    遭難している方はもちろん、帰りを待つ方々の為に動いている、頭が下がる思い。
    書いてある事例はドラマチックな事はなく、本当に事実が書かれている。
    書いてある内容が少ないのがいい事なのかはわからない。
    とりあえず...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
    山岳行方不明遭難者捜索活動および行方不明者家族のサポートを行う民間団体の代表の方の著書。
    リスクがあるから楽しい登山。
    リスクを可能な限り減らしたとて、ゼロにはできず、事故は起こる。そんな時に心強い味方となるのがこういった組織。
    まさか自分が、と、思ったことだろうなと遭難者の道行とその最期を想像した...続きを読む
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―
     漫画『岳 — みんなの山』(石塚真一著)を文章で読んだ気になる好著。
     著者が2018年に立ち上げた捜査団体・山岳遭難捜索チームの活動を通し、登山者がどこで判断を早まり遭難し、帰らぬ人となるかを実例を上げて解説する。

     また、捜索側も、その道のプロ、警察の山岳警備隊や救助ボランティアの山のプロゆ...続きを読む