加藤尚武のレビュー一覧
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20世紀の主要な哲学者、思想家についてのコンパクトな解説書です。フッサールに始まる現象学の流れと、構造主義以降のフランス現代思想、英語圏の哲学、社会思想、そして日本の思想から西田幾多郎と丸山眞男がとりあげられています。
単なる概説ではなく、著者自身の評価がかなり明確に示されています。たとえば、意識...続きを読むPosted by ブクログ -
倫理的な議論をするときに、個人の好悪なのか、倫理的な観点なのか、法律的な観点から話をしているのかきちんと区別をしておかないと議論がまとまらないことがわかった.特に脳死の話.Posted by ブクログ
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倫理学の概要をさらうにはちょうど良い量です。
内容もわかりやすい。
もともと課題のために買った本で時間に追われながら読みましたが、いま読み返すと興味深い事も書いてありました。Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
生命・環境・地球…21世紀の課題に答え得るのは、どの思想なのか。
20人の思想を再検証する。
[ 目次 ]
プロローグ 思想の二十世紀
第1章 進歩と革命への期待
第2章 人間の意志と欲望を見つめて
第3章 内面性の厳密な記述
第4章 解釈学と構造主義
第5章 科学とは何か
第6章 ...続きを読むPosted by ブクログ -
フォトリーディング& 高速リーディング。性転換についての意見に納得。実に論理的かつ聖書的。速読しないなら積ん読になっていた本。医療を倫理面から論じた書。Posted by ブクログ
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19世紀の哲学に比べて、20世紀の哲学は何をやってきたのか。西洋の著名な哲学者、日本の西田、丸山という二人の巨人、これらの思想を紹介した上で、結局20世紀哲学の目指した方法論は破綻しており、現代社会において役に立っていない、と本書には書いてあります。非常に平易に哲学者たちの思想を解説してくださって...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルのとおり、脳死とクローンについてコンパクトに書かれてあっていい本です。遺伝子治療は独立した章ではなく、脳死との関連で書かれているのが中心だと思います。特に、クローンについて反対意見が簡潔にまとめてあって勉強になりました。根拠をもってクローンに反対するのは至難の業です。Posted by ブクログ