伊上円のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2巻目になっても人名に対する拒絶が解消せず。非英語圏の翻訳小説を読んでるような聞きなれない名前は覚える気力を失わせ、誰が何をやってるのか混乱してきた。特にこの巻で登場した諸哉(もろや)は性別すら混乱させ、とにかく先に進もうと淡々とページを送ることに・・・。まあこういうのが好きな方もいるでしょうから悪く言うつもりはありませんが、少なくとも自分には合わない。もちろん名前だけの評価じゃなく異能の力を使った戦いも満足できるレベルではなかった。かっこいいと感じるポイントが作者と違うのだろうと思う。一度負のサイクルに入ると、何もかも薄っぺらく感じる。一葉モカさんのイラストは好きです、目次のちびキャラが。
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Posted by ブクログ
ひとことで言って筆者の粗さが目立つ作品だった。
主人公の秋良(アキラ)は事故で死にかけた時に悪魔の眷属として雷龍となる。雷を操る力が元の人間に加わったというのではなく、アキラ自身が雷光で形成されているらしい。結果として雷を攻撃に使えるだけでなく、金属の中に電流として流れ潜んでみたり、更には、物理攻撃が全く効かないという強力な能力を持つ異能者である。そんな彼が、前世が鬼であるため、本能で衝動的に人を殺してしまう文字通りの殺人鬼の少女と出会う。躊躇なく鉈を振り下ろしアキラが切り裂かれたはずが、身体を雷光に切り替えることで無傷で、彼女にとっては敵わない相手となり、不思議な関係のままパートナーとなり敵と戦うことになる。
とまあこの辺までは大きな不満はない。ところが話が進むと、アキラの能力を知る敵は2日で全身ゴムでできた人形達を送り込んでくる。どっかのワンピースみたくゴムは電気を通さないので強敵という設定らしいが、ほんとに雷光の力を持つなら簡単に破壊できるんだが。まあそこはいいとしても、なぜかゴムの身体の敵は電気そのものであるアキラを掴み、痛みつけることができるらしいのだ。なんでぇ~と疑問符が並びだしてからはもうダメ。その後の敵にもよくわからない力で電気となった身体を抑えこまれたり、骨を砕かれたりとどうも設定がちぐはぐ。どうも普段の人間の形は雷龍としては不完全体なので、強い異能者によっては身体を掴まれてしまうようだが、わかりにくい。しかも序盤の敵からそれだから殺人鬼の彼女には絶対の力を示すと言われてもご都合主義的に見えてしまう。敵が全く触れることもできない主人公じゃ戦いにならないので、ちょっと特例を設けたんでしょうけど、はっきり言って安直。
そもそも登場人物のフルネームが雨音櫛秋良(あまねぐしあきら)だったり、殺人鬼の少女は全無壊世(うつなしかいぜ)などなど、痛すぎる。まあこういう人は有名作家にも居りますが、何がいいと思ってこんな名前をつけるんでしょうね。センスが肌に合いません。
更に細かい話をするようだが、アキラやカイゼの話し言葉の中に変な言葉遣いがある。絶対作者が普段使ってる言葉だと思われる。要するにキャラ形成が十分できてない気がする。一葉モカさんの艶のあるイラストのおかげでかなり救われている部分はあるけど、シナリオが目立ちすぎる展開のためキャラクタが自由に動き回れていない印象。
まあいろいろ言ったが、結局のところ主人公のアキラが嫌いなんだよな。別の作家の作品に似た性格の主人公がいて、そいつも嫌いだったけどほとんどそっくりなので全然同調できず。変なところで寄せ集め的な作りも目についた。
それでも3点つけたのは、その作風を1巻まるごと貫いていた点。よくも悪くもこれが作風だと言えるものがある点は個々のオリジナリティが低かろうが評価することにしている。
今回第2巻も同時に購入していたので、この後、続巻を読む予定。