小田部雄次のレビュー一覧
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とても興味深く読んだ。明治、大正、昭和、平成、令和と時代が流れ、天皇をはじめとした皇室が果たしてきた役割はだんだん変わっていっている。そのことを本書は、事実を詳らかにしながら教えてくれます。日本人として知っておくべきことだと思います。Posted by ブクログ
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華族に関する入門書として最適だと思います。
華族関連書籍は概ね気合が入りすぎているからか、やたらと資料や込み入った解説が多く
結局なんだったのか分からないといってことに陥りがちだったと思います。
しかしこの本は裏づけとなる数字や資料、またその解説の程度が
華族に対する特別な知識のない人間にとってま...続きを読むPosted by ブクログ -
上皇后美智子様が色々な場で仰っしゃられた366の言葉
一日一個読めや!ってことだったのかもしれんが一日で読んじゃいました
はい、ぐだぐだ言わずに特に響いた言葉をメモ的に残します
震えろ
「憎しみに囲まれて何かをしようとしても、くずれる砂山を足場にするように、何一つ実るものはございませんでしょう...続きを読むPosted by ブクログ -
「皇族に嫁いだ女性たち」と銘打ち3人の宮妃写真を表紙カバーにしているが、内容は彼女達の人生にクローズアップというよりは(してるけど)維新後の皇室全般を説明してくれている。
まぁ宮妃を話そうにも豊富なエピソードが伝えられているのは歴代皇后皇太子妃、梨本宮伊都子妃くらいだろうからそりゃこうなるよね的な。...続きを読むPosted by ブクログ -
伝記好きの人にはおすすめです。
平成天皇陛下の出来事がのっています。
漫画なので読みやすいです。
シリーズで、いろんな人の伝記があるので読んでみて下さい。Posted by ブクログ -
子が中学受験に向けて、猛進しています。
そんな中、子が通う早稲アカから配布された雑誌の中で、男子御三家のどこかの先生がこの本をお勧めしていました。
こんな本、隔世の感がありますよね。決して悪い意味ではなく。
そもそも譲位ということが長らくなかったわけなので、ご存命の天皇の伝記漫画がでるということが...続きを読むPosted by ブクログ -
「皇族」については、一般にその歴史と近代日本における役割を詳細に知ることはあまりないし、なんとなくのイメージしか持たないいようにも思える。
本書は、その「天皇家の近現代史」を詳細かつ丁寧にひもといており、興味深く読むことができた。
「近代皇族の誕生」における「陸海軍」での役割を読むと、当時の皇...続きを読むPosted by ブクログ -
皇族の定義は自体によって違う。
臣籍降下した11宮家は室町時代・江戸時代の天皇から分かれた系統で、現皇室とは血縁的に相当さかのぼる。
伊藤博文は女系天皇容認論者であった。
東久邇宮は欧州に留学し、その後なかなか日本に戻らず、再三の説得によりようやく帰国した。
伏見宮博恭王は軍令部総長となり、皇族とい...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
古代より「天皇の血族」として存在した皇族。
明治維新後、最も近親で天皇を支える階級として、軍人の義務と多くの特典を獲得し成立した。
だが、自らの権威・特権を背景に、長老の皇族軍人や直宮は、天皇を脅かす存在でもあった。
本書は、古代から現代の皇族を概観し、近代以降存在した十五宮家、皇族軍...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。
「皇族の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、経済、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。
日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆...続きを読むPosted by ブクログ -
この本は、明治維新〜現在までの、皇族についてかなり網羅的に書かれた本であって、おそらくあまり他にない目の付け所で、貴重な記録である。皇室ゴシップ的なおもしろさで読むことも出来る。
我々は皇族というと、つい現在の天皇家を考えてしまうが、戦前は皇族の範囲はもっと広かった。彼らは特権を持っていたが、基本...続きを読むPosted by ブクログ -
皇室の藩屏として、明治入り後に造られた特権階級。ただし、その出自は公家、大名、維新功労者、資産家、軍功者と多様で一体性を欠いていた。
例えば、資産においても大大名と公家では大きな格差があったというのは興味深かった。
昭和前期は、政党が力を失う中で軍部以外に華族も政治の中心におり、「貴族政治」とも...続きを読むPosted by ブクログ -
明治から始まった華族制度。
そして、太平洋戦争終結後に廃止。
その全貌が網羅されている。
遅れてきた貴族たち・・・という感じがする。
しかし、考えてみれば、各地のお殿様や、公家たちが、明治維新と同時に平民になる・・・というのも抵抗があったのかなぁ。。。
そういうワンクッションを置かなければまた、近代...続きを読むPosted by ブクログ -
日本にかつて存在した特権階級華族の解説書。
一言に華族と言っても、その出身は武家・公家・軍人・朝鮮王族と様々で、
また地位も最高位の公爵は10家あまりしかないが、
男爵や子爵はたくさんあった。
出身が様々なように、
解体にあたってもやはり様々な終わりが華族の数だけ存在する。Posted by ブクログ -
やっぱりこれは金子絡みで読んでおかないとね、と思って買った一冊。華族の成り立ちから政治、経済、家と体面の維持などなど参考になります。サブタイトルにも在るとおり、案外華族って大変。商人から成功して財閥とか作った人達の方がよほど良い生活してる感じです。Posted by ブクログ