渡部幹のレビュー一覧

  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    久方ぶりの新書。
    組織はどんな人数でもやっぱり人と人の繋がりで出来ているのだと実感させられる。

    個を認め、個に頼りすぎない組織、そういうのが理想的な職場というやつのようだ。
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    旧来の終身雇用ありきの就職事情に比べて
    生産性を高めるために行われた改革が却ってそれが毀損されていないかという問題に関しては
    あちらを立てればといった問題を内在しているように思うが
    個々人の社会性が変容しつつある中では会社単位やあるいは国家単位でその間隙を縫う施策が望まれているのだろう。
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    成果主義によってフリーライダーが排除された。成果主義導入以前では指摘をしたように声の大きな人が評価される。実行力は低いが頭の良い人が評価をされるなど、仕事の成果とは異なる評価が行われてきた。それが成果主義によって排除され、組織内の効率化が進んだ。

    会社の海外教育留学等の後に会社を去ったり上司が教え...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    職場の皆で、一つの目標に向かって一丸となれば仕事が進むはず。だが現実は一人一人が自分の仕事にかかりきり、困っている職場の人へ手を差しのべられない、協力し合えない職場となっているケースが多い。その原因と一応解決策を提示している本。
    組織たるもの色々な人がいて、考え方や思想も十人十色。答えは一つではない...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    ハウツー本に近いのかな?と思ったけど、
    ギスギスする職場の背景を、1990年代以降の日本経済の状況を踏まえて分析されている。
    タコツボ化、効率化、協力する価値を見出せない職場・・・。職場全体の問題であり、日本社会の問題でもある。
    1990年代以降急激に増え、職場の4割を占める非正規労働者の実態やその...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    *ギスギスした職場とは、「一人ひとりが利己的で、断絶的で、冷めた関係性が蔓延しており、それがストレスになる職場」です。協力性・親和性が高い、血の通った感じがする組織とは逆の職場です。こうした職場では、社員は孤独感というストレスをもちやすくなります。
    *ベースとしての「信頼」が欠如し、関係性を適切にマ...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    相手からの応答・反応というコミュニケーションが弱くなっていることで、
    対人の関係性も希薄になり、組織としても弱体化する。
    馬にんじんによる金銭的インセンティブから、内発的・根源的感情に訴えるために「手ごたえ」を与えることで、協力関係を引き出すことができるとのこと。

    つながりという意味では良くも悪く...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    この本を読んでGoogleが「昔の日本企業のようだ」なんて書いてあるからって、浮かれて社員旅行を企画したりする前に、少し立ち止まって考えてほしい。高度成長期の日本企業がおかれていた環境は、まさに現代の成長産業であるIT分野の状況と酷似していたのではないか?
    この本にある3つの具体例のうち、実に2つが...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    不機嫌な職場=協力できない殺伐とした職場ということで、読んでいてウチの会社でもあると思った箇所は多い。
    酒の肴にちょうど良い。
    うまくいっている事例を数社挙げているが、まぁこれも普遍的ではないと思う。
    組織運営には正解があるわけでなく、その中にいる自分が何をするかが重要だと思う。
    自分の行動以外をど...続きを読む
  • 不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
    タイトル見たた手にとりたくなる一冊

    人間関係がぎすぎすした職場に見られる問題点とは何か、そしてそれを改善するためにはどうするべきかという観点からよりよい人間関係を目指すための指南書

    若年層を中心に見られる関係の軽薄化によってかえって仕事の効率が落ちてしまっていないでしょうか?

    成果主義が...続きを読む