菅佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルそのまま、思春期の女子に心理療法をいかに適用するのがよいのかを考察している。
精神科で心理士として働く経験を活かして書かれたものなので、本書で描かれる少女たちは
まだ軽症とはいえ何らかの精神疾患を抱えている。
しかし、彼女たちが語ったり雰囲気から発せられる悩みはわたしたちに理解できないような特別なものではなく
「普通」とか「健康」とはこの時期においてはなんとも曖昧なものなのだと思わされる。
思春期の少女はまだ気持ちを言語化することが難しく、非言語的な媒体や雑談を取り入れることが有効だというのが
全体を通しての筆者の主張であり、それは筆者が大学院修士課程で遊戯療法に全力を注いでいたことと