水島朝穂のレビュー一覧

  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    原発問題を契約理論で描く一章、意思決定問題として描く二章、そして政治学として描く三章、いずれも興味深い!特に三章のぶった斬り感は秀逸!
  • はじめての憲法教室――立憲主義の基本から考える
    第2次安部政権の下、執念のごとく押し進められる憲法改正議論は,連合与党の公明党にさえも決断を強いる、あまりに性急な議論としか思えない。

    本書は早稲田大学法学部水島研究室において学ぶ学生達と水島教授のゼミナールを元に、解説・論考を加え、憲法の意味を今一度問い直すもの。取り扱うのは固い内容だが、学生達...続きを読む
  • 《当事者》としていかに危機に向き合うか:震災復興の政治経済学を求めて2
    なじみのある政治経済学部の教授陣の執筆で、大学での学習のモチベーション向上につながった。
    このシリーズ、非常に読みやすくて勉強になる。
    特に最後の河野勝氏の「政策提言の方法論」は痛快な批評で納得させられた。
  • はじめての憲法教室――立憲主義の基本から考える
    恥ずかしながら、普段生活する上で全く憲法について考えたことはなく、立憲主義についても知らなかった。本書によって自分が如何に知らないかがよくわかった。

    憲法の中身を学ぶには物足りないが、憲法を意識するきっかけにはなった。
  • はじめての憲法教室――立憲主義の基本から考える
     本来、憲法とは何のためにあるのか?それを再認識させられた。憲法解釈の変更についても、憲法に規制される側がそれを安易に行うことに対しては疑問を感じる。

     憲法が国民を守るものである以上、憲法あるいはその解釈であっても議論は『国民』が主体でなければいけない。内閣や国会で議論を尽くせばと言うことではな...続きを読む
  • はじめての憲法教室――立憲主義の基本から考える
    しばらく前に購入していたものを、そろそろ本当に知識の再確認したいし現状の憲法の論点を知りたいなぁと思って読んだ。
    もう一度学部の憲法の授業受けたい。芦部憲法こっちにもってくるかなぁ
  • 風化と闘う記者たち:忘れない 平成三陸大津波
    震災から2年たって、首都圏は何事もなかったようになっているけど、今もまだ戦いがおわってない。現地の新聞社の記者のレポート。
  • 復興政策をめぐる《正》と《善》:震災復興の政治経済学を求めて1
    授業をとったことのある教授陣の執筆だったので、読んでみた。
    授業で習ったことを震災関連の文脈に応用されてて、学習へのモチベーションアップにつながった!
    特に河野さんの「復興を支援することは、なぜ正しいのか」は秀逸だった!
  • 災害時にこそ問われる学級経営力:岩手・三陸編
    岩手三陸で実践されている学級経営リポートでここまで緻密にそして手厚く学級指導がなされているのかということを感動を持って理解することができました。

    被災地だからこそ原点に返ってしっかりした指針を基盤に丁寧に生徒たちに理解をもって対応しています。

    まだまだ被災の爪痕が深くの残るこの地だからこそ教師た...続きを読む
  • 東日本大震災とコンビニ:便利さ(コンビニエンス)を問い直す
    東日本大震災発生によるコンビニ各社の被害状況と迅速な復旧過程をまとめた本。各社の対応内容はよく調査されているけれど、詳細な情報が文章で綴られているだけなので少しわかりづらい。ただ、東日本大震災においてコンビニがライフラインとして重要な役割を果たしたことは再認識できた。
  • 3.11津波で何が起きたか:被害調査と減災戦略
    本としては、中途半端だと思う。

    ただ、被災地の各市町村の被災状況、何メートルの津波がどこに来たか、地形の特色などを手っ取り早く確認するときには重宝する。
  • 地方自治体は重い負担に耐えられるか:「民」の力を結集する方法
    民活事例と、米国における公民連携による自治体運営の紹介、及び、公務員は、規定に熟知しているが故に、震災復興では、離脱規定を念頭に可能性を見出せる立場を活用して推進せよとの提言。