藤原和彦のレビュー一覧

  • イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか
    [ 内容 ]
    イスラム過激派が話題になるのは戦争やテロの際に限られているため、彼らは無謀な狂信者集団だと思われている。
    しかし現実には、彼らは独自の革命思想のもとに組織化され、各々の論理と目的のため冷静に手段を選択している。
    スポンサーとなっている国家さえある。
    敬虔な若者たちが、暴力的な原理主義運...続きを読む
  • イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか
    1997年のルクソール事件について調べていて見つけた本。
    原理主義組織の台頭から現在の国際的集団となるまでの歴史的な経緯が書かれていて読み応えのある内容です。アメリカの同時多発テロの直後に発行されているので、そのことについての記述はないです、テロ発生を考察するのにも役立つと思う。
  • イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか
    9.11米国同時多発テロで一躍、日本のメディアに多く登場するようになった
    「イスラム原理主義者」なる言葉だ。では、彼らは一体、どんな集団なのだ
    ろうか。

    それを解説したのが本書である。9.11直後に出版されているので、それ
    以前にイスラム原理主義者たちが起こした事件を扱っている。なかでも
    日本で大...続きを読む
  • イスラム過激原理主義 なぜテロに走るのか
     元読売新聞の中東支局の記者、ジャーナリストが書いただけのことはあり、分かりやすく読みやすいです。
     イスラム過激原理主義とは何なのか、その動向をエジプトにおけるルクソール事件と同事件に関わる組織の変化を大きな軸として扱っているものです。個人的には、なぜエジプトなのか、アフガンやサウジではないのかと...続きを読む