山口栄一のレビュー一覧

  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学

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    教養としてしっておきたい近代物理学者、その考え方と背景。

    ニュートン 万有引力の法則
    ボルツマン 統計力学
    プランク エネルギー量子仮説
    アインシュタイン 相対性理論
    20正規の知 量子力学

    物理学を大きく発展させる契機となった新たな考え方として5つの理論に注目し、
    それぞれの学者達がどういう状況下で育ち考えたのかを中心に書かれている。
    理論の説明も高度な数学を使わずにしてるため理系の人間じゃなくても読みやすい。
    (といっても証明の部分は知識がないと読み込めないのだけれど)
    帯にある「科学はいかにして創られたか?」を知る内容になっていると思う。

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    2016年07月26日
  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学

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    特殊相対論に関しては、タイトルとか前書きで書かれた目的に近くて、簡単な数学を用いつつも、数式で物理を理解しよう、みたいな内容ですが、それ以外に関しては物理学についての本ではなく、パラダイムを変えるような物理法則を発見した人たちの人生・人物像について書いた本でした。

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    2015年10月01日
  • イノベーションはなぜ途絶えたか ──科学立国日本の危機

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    まずはシャープの凋落から。
    「登山のワナ」。山を登り始めるとそれがどんな高い山でも、他に高い山があるか見えないし、山を降りれない。
    山自体を探す冒険を認めなくなった。

    途中の、いろんな独自の理論はウザいし、本の構成としては、言葉の定義だけで十分だった様な気がした。

    米国のイノベーション、ベンチャーを育てる仕組みと、形だけ真似た日本の制度の違い。

    当然米国はうまく行ったとして、日本の場合は、予算つけられた企業の方が、なんと、業績が悪い。詰まるところ、ただの補助金にしかならなくって、何の起爆にもなってない。多分検証もしてないんだろう。

    科学者の位置付け、評価と社会との関わりの分析は納得でき

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    2024年09月20日
  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学

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    ニュートン、
    ボルツマン、
    プランク
    アインシュタイン、
    シュレディンガーとハイデルベルク

    ギリシャ哲学が真理を追求する所からヨーロッパで科学が発達した。
    東洋は実学に留まった。
    ギリシャの奴隷制も影響しているのでは?

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    2015年03月10日
  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学

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    タイトルに違和感があります。
    そもそも、5つの「物理学」という表現に違和感があります。
    「5つの物理法則」とか「物理の5分野」、あるいは、「物理の5つの理論」などとした方がしっくりきます。

    また、5つの「物理学」を取り上げてはいますが、結局、著者が言いたかったのは、5つの「物理学」の着想の過程に関する、「著者が考えた仮説」だと思われます。
    つまり、「物理学」がメインなのではなく、「著者が考えた仮説」に説得力を与えるために、5つの「物理学」を取り上げているだけです。

    そういう意味では残念な本ですが、著者が取り上げたエピソードについては、興味深いものがいくつもありました。

    それに

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    2014年11月17日
  • 死ぬまでに学びたい5つの物理学

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    数式を平易に解説する部分は誠意があり面白いが、科学史のところはちょっと退屈。本書のコンセプトから言えばもっと数式を出してもよかった。
    終盤の知の創造プロセスの考察は意欲的だが、創発の部分がブラックボックスなのでどうしても後追いで当て嵌めている感は否めない。

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    2014年09月08日
  • イノベーション 破壊と共鳴

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    (S)
     イノベーションの分類として「パラダイム破壊型」を提唱。
     クリステンセンが提唱した「持続型イノベーション」「破壊型イノベーション」という対となる概念に対して、「パラダイム破壊型」と「パラダイム持続型」という対を筆者は提案する。
     「パラダイム」とは、製品が基づく科学・技術分野の事で、真空管からトランジスタへの変化を振り返ると分かりやすい。真空管の増幅原理は、古典的な電磁気学によって科学的に明快になっているし、それを製品化する技術もある。それに対してトランジスタは、従来の古典電磁気学では説明することができない現象が起こる。そこには「量子力学」という新たなパラダイムが必要になる。

     パ

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    2010年06月23日