岩田昭男のレビュー一覧
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購入済み
読みやすい
わかりやすく的を射た解説でボリュームもある。クレジットカードや電子マネー、QR決済、暗号通貨などそれぞれのニーズ、すみわけが整理されている。良書と思います。
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Posted by ブクログ
世界の中でも日本人の現金主義は有名。しかし、クレジットカード、電子マネー、QRコードとキャッシュレス決済の波は大きくなり、現金が使えなくなる世界は目の前だ。そのとき、社会と人々の行動はどう変わるのか。30年以上、クレジットカードについて調査研究し続けた著者がキャッシュレス世界へ突き進む国家と企業の競争を分析する。
今の日本では様々なQRコードサービスが乱立、そこから頭一つ抜け出すのはどこなのか。なぜ、隣国の韓国や中国ではキャッシュレスが日本より進んでいるのか。こうした常識的な質問への回答に加えて、興味深かったのはキャッシュレス社会では人々の購入履歴がデータベース化されることだ。
どんな人がいつ、どこで、何を買い、いくら支払ったのか。現金支払時代には管理できなかった情報がいつの間にか作られる。そして、その情報は個人の社会的評価となる。悪評価でクレジットカードを作れない人は、人にあらず。
すでに中国では圧倒的な小売力を持つアリババグループによる顧客の信用度が社会的評価として浸透し、その数値上昇のために人々は規律のある行動に気をつけているという。
キャッシュレス社会とは便利さの反面、人々の経済力、信用などを数値化する新たな格付け社会でもあるのだ。 -
Posted by ブクログ
9月15日のNHK「おはよう日本」の「おはBiz」のコーナーで日本発で国際標準を取れたケースとしてデジカメのファイル形式やブルーレイディスク、取れなかった例として携帯電話の「PDC方式」(「GSM方式」に敗北、ガラパゴスのシンボル!)や非接触ICカード「FeliCa」が挙げられていましたが、本書はそんな論調に棹を差す「Suica応援団」を自認するジャーナリストからの熱い熱いプレゼンテーション(?)です。大量の乗降客をさばくために「Suica」が「FeliCa」を選んだ経緯こそがローカル目線だった訳ですが、それが「ApplePay」とジョブズが生きていたらやっていなかった、とも言われるAppleの金融への挑戦によって一気に世界戦略に位置づけられるというお話。どうなるかわかりませんが現在進行形の決済システム三国志としてワクワクしながら読みました。だから主人公は「Suica」というより「ApplePay」という感じです。ただそこには課題先進国のガラパゴス技術が結局、世界モデルに成り得るかもしれないというグル-カルな希望の書だったりします。一見、Apple vs VISAに見えるこの世界決済戦争も結局、Apple vs Googleだったりしていて、Appleがアップルペイに参加したカード会社からは一定の手数料は取るがが顧客データは取らない、一方Googleは手数料は取らない代わりに、「利用者の消費行動に関するデータを収集・分析、一人一人に提供する情報や広告の精度をさらに高めることで、収益の柱である広告事業の拡大を狙う」という企業文化の違いの戦いであることも興味をそそります。さてさて、その戦いの舞台になる2020はどうなるのでしょう?
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Posted by ブクログ
ネタバレ非接触ICカードの規格をNFC(Near Field Communication)という
TypeAはフィリップス社が開発したものでCPUを搭載せずメモリだけを持つ。低コストで大量生産に向いており、タスポで使われている。
TypeBはモトローラ社が開発したものでCPUとメモリを持つ。運転免許証やマイナンバーカードに採用されている。
フェリカはスピードを重視したためセキュリティが弱いと(根拠のない)批判を受けてNFCの規格には採用されていなかった。
2014.9のiPhone6に搭載されたアップルペイも当初、NFCの規格に対応していたため、NFCの規格外のフェリカには非対応だった。が、2015にフェリカが国際規格として認められることが確実になったため、2015.12にiPhone でも採用された(その後の2016.7にNFC TypeFとして交通IC系のスマホにTypeA/Bとともに搭載されることが義務付けられた)
アップルはこれを使ってクレジットカード会社の上前をはねようとしている。
電子マネーとしてはプリペイド型のSuicaやEdy,ポストペイ型のiQ、Quickpayがあったが、Quickpayなどはほとんど使われていなかった。
一方、クレジット決済のネットワークとしてVisa.MCは2020の東京オリンピックまでにNFCの端末を行き渡らせるということで動いていた。Appleとしてはクレジットカード会社に手数料を取られるのがいやだったのでQuickPayを決済システムとして採用した。Walletのバーチャルカードの画面でもVisaのロゴマークがQuickPayのマークに置き換えられるようになっている
消費者がクレジットカードで買い物をすると、カード会社はその金額から手数料を引いた額を立て替え払いする。その後、国際ブランド(VisaやMC。JCBは国際ブランドとカード会社の両方を兼ねている)とカード会社で手数料を分け合う。
アップルペイを利用する場合、カード会社は国際ブランドに加え、アップルにも手数料(0.15%)を支払うことになる。しかしメリットの方が大きいと判断したカード会社が多く、続々と加入している。 -
購入済み
新しい生活へ
4月になり年度も変わるので今までの暮らしを振り返った時、もっとお得なクレジットカードがあるのでは?と思い至ったのがきっかけ。
いざ選ぶにしても種類が多すぎて困っていたので参考になった。
自分の生活スタイルにマッチしたカードを選ぶぞ! -
Posted by ブクログ
すまほけっさいサービス、クレジットカード、電子マネーなど、キャッシュレスの話は現在、カオス状態。
それを概観したのが本書。
信用スコアや個人データの活用などにより、個人のプライバシーは脅かされる状況についても触れられている。
帯にはそのことが大きく出ているので、キャッシュレス化に批判的な論者なのかと思ったら、むしろクレカの専門家として、推進派になるらしい。
自分も否応なく使わざるを得ないところに追い込まれていくのだろうけれど…。
EUには「一般データ保護規則」というものができ、それはデジタル社会の人権宣言とも言われるものであるらしい。
さて、日本は―?
そこが魂k品から見えてこないのが残念。