池田純一のレビュー一覧
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『ソーシャル以後、ウェブ上で様々なコミュニケーションが可能であることを、世界中の人々が経験した。そのため、それ以前に比べて人類のレベルで幸福を想像することが容易になったことは確かなのだろう。
ウェブ企業における地球規模のユーザー数の多さが、そのような発想を自然なものにする。この段階になるとおそらく...続きを読むPosted by ブクログ -
良書。濃い。包括的で哲学/思想的な思考、文章が気持ちいい。
要再読。
移動中に読む本がなくてたまたま入った本屋で目に止まった。講談社現代新書はもっと頻繁にチェックしておいたほうがいいな。Posted by ブクログ -
ウェブ、ソーシャル、アメリカとどう展開するのか楽しみにして読んだ。
アメリカとインターネット、ウェブ、ヒッピーにカウンターカルチャー、その
辺りの歴史の復習ができるのではないかというほのかな期待はそれ
をはるかに上回る展開によって見事に裏切られた。
アメリカというプログラムに組み込まれたバグ、無限ル...続きを読むPosted by ブクログ -
予想以上に面白かった。アメリカとは何かという話になるわけですが,エマソンまで遡るというのは逆に新鮮。たまにこういうのがあるから講談社現代新書は侮れないwPosted by ブクログ
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「Web界隈」というのは不思議な言葉だけど、取り敢えずそれに関する本(別にこの本にこの用語がつかわれているわけではない)
網羅的で、後半程よくロマンが入ってくる
これ単体で面白いというよりは、いろんなことの入り口や橋渡しをしてくれる本
『評価経済社会』と合わせて読むと面白いところも結構ある
・ウ...続きを読むPosted by ブクログ -
それこそウェブのように、過去と現在、機械と人間、カルチャーとテクノロジーをリンクしながら、未来を構想するための種を得ようと試みる意欲作。希有な視座から世界を見つめさせてくれたことに感謝。Posted by ブクログ
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今のウェブ環境を創り出してきたのがビジョンとプラグマチズムを融合させる、元来的なアメリカのプログラムにある、との指摘に納得。遊戯性と可塑性といかにして生み出すか、というクリエイティブ論として読みました。Posted by ブクログ
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アメリカ建国までさかのぼって、東海岸とシリコンバレー、AppleとGoogle, FacebookとTwitter等現在のシリコンバレーでおこっていることを深く考察している。
新書ながら読み応えがある。Posted by ブクログ -
自分にとって読書とは、ある部分においては自分自身を発見するための手段でもある。
自分がどうして昔からMacを使っていたのか、この本を読んで何となく理解できたような気がした。「カウンターカルチャー」だったのだ(でも、どうして自分が「カウンターカルチャー」に憧れたのかはいまだによくわからない)。
筆者は...続きを読むPosted by ブクログ -
webの世界の巨人たちに影響を与えたカウンターカルチャーなど、アメリカの根底にある思想を分析した一冊。面白い視座。Posted by ブクログ
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突っ込みどころは満載と思うが、網羅的で、一つの叩き台としては面白いまとめと思う。あとがきで「未来」について、future の語源がラテン語であり、to be (成ろうとするもの)であるのに対し、日本語は「未だ来らざるもの」で、まったく思想が異なるとの指摘は面白い。Posted by ブクログ
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アメリカがなぜウェブ時代の強者となったのか。
組織、制度に対する考え方が特異的である。
例 企業と市は組織として並列、営利が一番でないけどNPOでもない新しい組織が最近できた
各州で法律が違うので企業が登記したがる州、とかがある
州ごとに制度が違うことで遺伝アルゴリズムみたいなことになって...続きを読むPosted by ブクログ -
講談社現代新書の本なんで、ちょっと小馬鹿にしてたけど、予想に反してなかなか深い
フールアースカタログからワイアードを通じて今の時代までの見取り図は、英語圏作者の著作と比べても優れた感じになっております
タイトルが凡庸なのは残念Posted by ブクログ -
ウェブXソーシャルという掴みどころの無い広がりを「アメリカ」という切り口できった、と著者の語る試みは成功している。フラーからフォン・ノイマンまで、ジェイムズからブローディガンまで、ヒッピーからザッカーバーグまで、縦横無尽に語られるアメリカの姿は、見事にある焦点を結んでいる。Posted by ブクログ
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* ウェブの死:クリス・アンダーセン
* スマートフォンやタブレットの登場で、インターネットの中に世界中にオープンなWWWとは異なるクローズドな世界が作られている
* その帰結として、ウェブの細断化/断片化が進んでしまう
* iPhoneやFacebookのようなモバイルウェブやソーシャルウェ...続きを読むPosted by ブクログ -
筆者も言うように、ジャンル分けが非常に難しい本だ。ウェブ、アメリカ、ソーシャルメディアを中心に記述されているが、建築や工学、数学や生態学の内容も入っている。これからは経営だけ、建築だけではダメで、哲学を勉強したり、人間はどういう行動をする動物か、みたいなことも勉強しないとダメかなあ。Posted by ブクログ