池田純一のレビュー一覧

  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    Apple,Google,Facebookを三極とした現在のWEBの成立を歴史的にひもといていて、勉強になる本。

    ベルクソンやバックミンスターフラー、レヴィ=ストロースまでカバーしてて、守備範囲が広すぎて、もうちょっと説明して!、という箇所もありますが。。。

    <全球時代>というのは、今後ナショナリズムの解釈の文脈でも大事なキーワードになってくると思います。

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    2011年09月20日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    前半を読み終えて現代アメリカのインターネットで起こっていることの羅列だけなのかと思われたが、著者がウェブのライトヘビーユーザーであり、ウェブのようにノンリニアに表現した結果というのがわかった。トクヴィルが見たデモクラシーを実現する社会がfacebook、googleを得て新たな局面に入っている。民主主義ってことを実験し、フィードバックをかけ、間違ってたらすぐに訂正し発展させていく国としてアメリカを捉えている。
    アメリカ自身金融危機の問題等はらんでいるが、元々のトグヴィルが見たシステムが機能し解決に至るようにしてほしい。
    もし、このような本を日本のこととして書くとどうなるだろうか?
    日本の理念て

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    2011年08月28日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    情報社会論(だと思う)。
    ウェブの世界がこれまでどう推移してきたかと、Facebookに関心が高まり、現に存在感を示している現在のウェブの世界がどう位置づけられるか(理解すればいいか)が、丁寧に書かれている。さらに、ウェブの世界を今後動かしていく力が「構想力」であるとし、この点は厚みのある記述がされている。
    「Web2.0」、「フリー」、「ネットワーク中立性」等の新しめのキーワードについて、一連の文脈・背景を持たせた説明をしている。こうした説明により、これらの言葉や考え方が持つ意味を、改めて一つの話のなかで理解できた気がした。
    難しいところもあり、まだ全体を一度しか読めていないが、繰り返し読み

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    2011年07月13日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    コメントが難しい一冊。なぜアメリカでインターネット関連産業が隆盛したのかという問いを立て、仮設として60年代のヒッピームーブメントを上げる。そこから本書では、アメリカ建国の歴史から東海岸と西海岸文化の違い、現在のGoogle、Facebook、Appleの根本の発想の違いまで縦横無尽に描く。そして結論は、宇宙開発。アメリカのフロンティアスピリットことその根源というところまで至る。
    個人的には、アンダーソンのウェブは死んだというコメントが印象的。確かに、スマートホンとアプリの一般化によって、ブラウザによるオープンなネット環境は転機を迎えている。
    技術をベースに社会学、歴史、心理学、哲学までを駆使

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    2011年06月25日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    アメリカ発の今のソーシャル/ウェブの流れを解き明かし、これからのウェブの構想を語った書。
    元にあるのはコミューン志向。
    ヒッピー文化とはカウンターカルチャー。ヒッピーたちはシステムの外から見つめ直すことを選んだが、景気後退などのあらゆる事象で、システムに戻らざるを得なくなり、その精神はオーガニックやDIY企業に組み込まれた。
    CQはカウンターカルチャー世代が一度は退却した社会との折り合いの付け方を提示した。そうしてカウンターカルチャーはポップカルチャーに組み込まれた。それがカウンターカルチャーの保守化。

    電子の広場と市場。こばへんさんが言うところの貨幣経済と非貨幣経済。広場が意識の拡大やコミ

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    2011年05月29日
  • 〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神

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    ・当初の意図通りに成長する起業などいない。出発点から手探りで進む。探索の連続である。当初描いていたものとは違ってもデスティネーションに辿り着ける
    ・70年代以降顕著になったファイナンスの数理工学化によって、企業価値の計測や算定が日々行われるようになり、その結果、かつては両立可能だった利益の最大化と企業活動のミッションという二つの目的が乖離してしまった。10年代に生まれたベネフィット・コーポレーションは、これを修正するものだ。具体的には、会社法の改正を通じて、利潤(プロフィット)だけでなく公益(ベネフィット)を重視する企業であることを法的に位置づける。経営側だけでなく働く側にも新たな選択肢を与え

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    2018年11月04日
  • 〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神

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    知り合いからの課題図書だったのだが、少々内容が薄いような印象。
    カーツワイル『シンギュラリティは近い』とピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン』の内容のいくつかをつまんで他のアメリカのベンチャーの状況を少し足して混ぜ合わせたような感じ。

    帯の「イノベーションの聖地からウェブ文明の根源を問う混信の論考!」というのはちょっとオーバー。

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    2015年08月22日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    アメリカで生まれたITサービスについて記述した一冊。

    Web2.0以降かと思いきや、それ以前のARPANETの頃から記述があり、その手の歴史が知りたい人には楽しめるかと。

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    2015年06月16日
  • ウェブ文明論

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    アメリカの様々な地域の随筆である。そこにネットが絡んでいる。卒論には使えないが、留学するなら役に立つかもしれない。

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    2013年10月11日
  • ウェブ文明論

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    ウェブソーシャルアメリカという稀有な書籍に比べると、やや中沢某のような針小棒大な過剰なイメージの貼り付けに辟易することもないではなかった
    ネットの世界の予習本にはならないが、復習本としてはそれなりにまとまった内容ではあります

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    2013年10月02日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    アメリカの事情よう知ってまっせ的な雰囲気をプンプンさせながら雄弁に語る。大事なことも書いてあったような気がしたけど忘れた。要はヒッピーとサイバネティクスってことだ。浅い!
    時間があったらざっと読み返そう。

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    2012年08月30日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    ヒッピー、ハッカー、構造主義、そしてDeadと言われたWEB、ソーシャルメディア。気になるキーワードが満載ですが、なかなか読み進められません。著者が書いているように、紙とWEBの違いはリニアとノンリニアという点で、しかしこの本はノンリニアな内容をリニアに書いているので、本としてはなかなか読みづらいのです。中身のパーツは面白いので、受け側の問題かもしれませんが、もったいない。

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    2012年04月02日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    PC/ウェブの来歴について
    アメリカ建国まで遡って検証した労作

    文化全般にわたって幅広く取材し
    精緻にしてダイナミックな論考を
    展開する本書の中で(なぜだか)
    いちばん印象的だったのは
    次のようなざっくりした話です。


    ところで、
    いささか言葉遊びになるが、
    真善美という三つの基本的な価値に
    なぞらえれば、
    科学的合理性を追求するGoogleは
    「真」、
    ユーザーという
    人間的なインターフェイスを通じて
    共同体の構築を進めるFacebookは
    「善」、
    触覚を通じた
    自在性を売りにすることで、
    ヒューマンタッチを
    具現化させたAppleは
    「美」、
    という具合に
    それぞれ基本的な価値を実現

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    2012年03月20日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    実際的な内容ではなく、非常に思想的な内容。

    どのようにしてウェブが成立して、GoogleやApple、Facebookが生まれたのかということをアメリカの文化、精神性によって説明しようとするもの。

    Whole Earth Catalogのスチュワート・ブランド、カウンターカルチャー、トランセンデンタリズム、プラグマティズム、トグヴィル、ヴィーゴなど幅広い視点から語られている。

    しかし、全体の構造がわかりにくいため、非常に読みにくい。もう少し構造的にロジカルに記述して欲しかった。

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    2011年11月02日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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     アメリカの文化的背景とインターネットの隆盛、Whole Earth Catalogueに代表されるヒッピー文化の投影、インターネットとウェブのもたらすもの等、実に広範で詳細な考察がなされている。良書。
     ただし、論理的にやや断定的な部分があること、それに何より文章が難解で筆者の考察を一定のスピードで追って行くのが相当難しい。良書なだけに残念な部分も。

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    2011年10月25日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    AppleやFacebookといった企業が、何故アメリカで生まれるのか。その精神的な土壌を、アメリカのフロンティア時代にまで遡って分析している。歴史的事実の網羅性は高く、学習効果は高い。が、全体的に予断が多く、そんなこと言い切っちゃって良いんですか、と思う記述も多い。しかしWebサービスの上っ面をいじり倒して軽薄なノウハウを開帳する数多の本より、ずっと良い。

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    2011年07月24日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    ネタバレ

    ウェブやパソコンに関して知識・興味がある人は面白いはず。ただ、ジョブスがアップルの偉い人レベルでしか認識してない僕には、第一章はウェブの歴史をつらつら述べてるだけなのであまりとっつきにくい。しかもアメリカの社会(ヒッピーとか)を知らないと理解しにくい。

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    2011年07月14日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    変化が激しい分野なので、2011年3月発行にひかれて読んでみた。
    久々にビジネス本ではない本を読んだので、読み応えあり。
    個人的には興味のある分野の歴史的・思想的背景がわかっておもしろかったし、登場人物も最近本でよく出てくる人が多く身近な話題にも感じる。
    ただ、ちょっと冗長な感じ、ってほかのな方のコメントには同感。

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    2011年07月09日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    帯にあるようにFacebookやTwitterなどがアメリカで生まれた背景、それらを生み出した発想の根底に流れるものを知る意味では参考になるのでは。

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    2011年06月27日
  • ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力

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    なぜ、Google,Appleなどの産業がアメリカから生まれたのかについて、歴史的、政治的、カウンターカルチャー的に分析。60年代後半のカウンターカルチャー思想が、ジョブス、シュミットに影響をあたえ、それぞれ個人とネットワークに傾注した結果が、AppleとGoogleになっていると。確かにそんな側面はあると思う。

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    2011年05月11日