北村雄一のレビュー一覧
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購入済み
怪奇な生物のイラスト
黒い紙に白い描線で描かれた怪奇な生物のイラストに惹かれて本書を購入した。話の内容はトリビアの寄せ集め的な感じで今ひとつ統一感がない。終章で社会情勢に対する主張が述べられるが進化生物学の立場から見るとそのように思えるのだな と感じた。
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Posted by ブクログ
タイトルがキャッチーに流れすぎていて若干偽りがあるのだが、本書の正しい内容は副題にある「図説・深海の怪物たち」である。そう心得て読み始めても、初っ端から「この本のテーマはオオウミヘビである」と言われてまたタイトルを二度見することになった。順番に読むと、その意味するところやなぜこのタイトルなのかは徐々に腑に落ちてくるのではあるが、どうもこの著者はケレン味たっぷりな語り口がお好みのようである。それが許容範囲であれば軽い生物系読み物として楽しめるだろうし、合わなければ読みづらいことこの上ないだろう。
ちなみに「図説」の部分は、全て著者自らによるイラストレーションによる。他の書籍等で繰り返し目にしたことのあるような有名な写真もその模写を掲載するという徹底ぶりで、その辺りが著者のこだわりなのかもしれないがちょっと謎。ニューネッシーとかは世代なので記憶鮮明な部分でもあり、その謎解きが読めたのは思わぬ楽しいおまけだった。
あと、最後のシーラカンスの章では生物の話を離れて政治とか研究者とかについて自説を展開していたのだがこれが思わぬトンデモ話でちょっとびっくりした。最後の最後で筆が滑ったのか編集者のチェックをすり抜けてしまったのかわからないが、暴走で締めくくられてしまったのは後味が悪かった。ちくま新書的にはセーフなんでしょうかねえ。 -
Posted by ブクログ
子供時代「恐竜」はヒーローだった。あの巨大な大きさ、圧倒的な怪物感!今恐竜はスズメと同種だという。
北村雄一さんは1969年生まれの日本大学農獣医学部卒のサイエンスライター兼イラストレーター。
最新のデータや研究を背景に今一番信頼できる恐竜図鑑だ。
19世紀に初めて恐竜の化石が発見された。
当時はキリスト教の影響が強い時代で、恐竜は悪魔のような印象だったに違いない。
子供の頃鮮やかな恐竜図鑑のそのおどろおどろしい絵を覚えている方も多いだろう。
だが、骨格を詳しく調べて行くと、そんな風に口から歯がはみ出てよだれがだらだらと流れてる訳ではないらしい。
最新のデータから描かれる恐竜は、口はちゃんと閉じられ、どちらかというと、微笑ましい表情だ。
そして最新の研究では多かれ少なかれ、恐竜は羽毛を持ち鱗も持っていたものが多いらしい。そこのところはイラストレーター泣かせのようで、現物がはっきり化石に残る個体が少なすぎてあっさりと描いている。
また、ティラノザウルスは走れない、、、のも、骨格からわかるらしい。足の大きさ太さ、爪のでき方、今は多くのデータ研究でかなり我々の子供時代とは違ってきてる。
勉強やテストはないが、今一度恐竜を勉強しようという向きには実に良い一冊です。大きさも新書版。
内容の流れも実に読みやすい! -
Posted by ブクログ
化石には地球生命の歴史が詰まってる。古生代,中生代とか,三畳紀,ジュラ紀,白亜紀とか地質年代は出てくる化石の種類で分けられてるから,実は生物を指標にした年代区分。
地球の生命は,何回か大量絶滅を経てきていて,地質年代の境目がちょうどその時期に当たる。例えば白亜紀末期の6500万年前,ユカタン半島に落下した大隕石によって恐竜が滅んだ,とか。隕石に含まれていたイリジウムがこの時期の地層で大量に検出されていて,すでに定説。
化石と言うと恐竜だけど,もっと重要なのは三葉虫とかアンモナイト。これらは往時の地球上に広く分布し,時代的にも長く反映して様々に進化したので,示準化石として有名。地層からどんな三葉虫が出たかで,その時代が特定でき,その地層の積み重なり方で上下の層の年代も分かる。
カラー写真が多数。豆知識もいろいろとあって,なかなか楽しめた。娘たちも興味深そうに眺めていた。恐竜図鑑が欲しくなったなあ。 -
Posted by ブクログ
実在する不気味な生き物というのは、ホラー映画やジェットコースターと同じような存在だと思います。
僕はホラー映画もジェットコースターも、ストレスが多すぎてダメですが、不気味な生き物の図鑑とかは結構好き。
こんなの嘘だろう、というようなおかしな深海生物が次々に出てきます。下顎がすっぽり穴開きのヤツとか、顔の前にバイザーみたいなものが付いてるヤツとか。実物を見ても生物だと信じられないかもしれません。
何故かイカタコ比率が高い気がします。深海にイカタコが多いのでしょうか、それとも著者が頭足類好きなのでしょうか。
イラストは全部カラーで特徴を(おそらく)あらわしていて、読みながら感じる若干の気持ち悪さは、期待通りです。一方で、各項のリードコピーは「へんないきもの」を意識しているかなあ、という、ちょっとひねったけどあたらなかったという印象で、残念でした。
本文はライトではありながらそれぞれの生き物の、止むを得ずそんな形態になっている事情がわかります。たとえば「ラブカ」なんかは、古代鮫として教わってきた気がするのですが、そうではないとか。ためになりました(なんのためにかは、わからないけど)。
気になるのは、表紙も本文も、デザインがどうにも古臭いことです。もしかしたらワザとかもしれませんが、全体的にどうも引っかかりました。
あれこれ書いたけど、変わった生き物好きは要チェックです。