街道の旅を楽しむ会のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
旅は目的地だけでなく、その道のりにも物語がある。歌川広重の浮世絵に描かれた風景の向こう側へ読者を誘う。江戸と京を結ぶ東海道は、人や物、文化が行き交う日本最大の動脈だった。
旅人たちは宿場町で休み、峠を越え、大河を渡った。そこには武士だけでなく、商人や庶民の笑いと苦労が息づいている。広重の絵は美しい風景画であると同時に、人々の暮らしの記録でもあった。
現代の私たちは新幹線で数時間の距離を、当時の人々は何日もかけて歩いた。その時間の長さが旅を豊かにしていたともいえる。
速さを求める時代だからこそ、東海道五十三次は問いかける。人生もまた、一歩一歩の積み重ねによって景色が変わる旅路ではないかと