プーシキンのレビュー一覧

  • ベールキン物語

    購入済み

    読みやすいです

    短編集で、最初から入りやすくワクワクします。物語の展開が上手いし,興味シンシンにさせるのはホントうまいなーと感心します。
    ゴーゴリやドストエフスキーもプーシキンのファンだっと聞きました。この短編集で納得です。

    #深い

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    2021年09月07日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    不勉強にして、初めて読んだ。おもしろいねぇ。
    現実と幻想が交錯し、いろんな解釈が可能な作品だ。当時のロシアについて詳しくないので、理解が及ばないところもあるけど、それでもいろいろと考えてしまう。
    普遍的な作品ってのは、こういうものだよね。

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    2024年11月17日
  • 大尉の娘

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    プガチョフの乱を軸に展開する、主人公と「大尉の娘」の間の恋愛譚。
    当時のロシアにおける民衆の実情がありありと描写されていて、ロシア史好きにはたまらない。この小説の為に3年もの年月をかけて史料考証や農民への聞き取りなどを行い、歴史書まで書いているというから驚きだ。
    こうした作者の歴史に対する情熱に裏打ちされているからこそ、濃密で印象深い作品となっているのだろう。。。

    と、勿体ぶって書いては見たもののぶっちゃけよくわかんかった。ロシア語人名ややこしすぎて無理

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    2023年02月28日
  • 大尉の娘

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    ロシアの大家、プーシキンの戦争、そして恋愛を描く作品。序盤は平和な雰囲気だが、恋人マリアどの出会いの後、ならず者のプガチョーフが攻め入って来るところからいきなりシリアスな展開に。主人公、グリニョーフの勇気と信念、可憐なマリア、主人公との複雑な関係を形成するプガチョーフ、恥知らずで悪役のシヴァーブリン、そして主人公に忠実な召使いで大活躍するキーマンのサヴェーリイチ。皆キャラがたっている。展開も単純明快、ダイナミックかつとてもスピーディだし、風景描写もよい。
    注釈がふんだんに記され、小説の背景となった史実である「プガチョーフによる農民戦争」に興味が高まり、解説を読むととこれがまた深い考察と取材によ

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    2023年01月21日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    200年近く昔の作品とは思えないくらいおもしろい。

    特に短編5篇からなるベールキン物語の中の『吹雪』のプロットが、近年の映画でよくあるように、時間軸が行ったり来たり入れ替わってドラマティック。偶然と気まぐれから他人の結婚式で誓いを立ててしまった青年が、「自分には妻がいる」と思い悩む場面は、誓約が重要なキリスト教社会ならでは、か。日本人だったら戸籍に反映されない限り気にしないだろう。。

    スペードのクイーン
    ギャンブルに取り憑かれた青年が殺人の報いを受ける寓話。
    競馬の三連単で、3-7-1に賭けてみたくなる。

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    2022年04月16日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    小学生の頃嫌々ピアノを習っていた。その先生が強弱記号にうるさくて「そこはアレグロ」「そこはアンダンテ」「そこはアレグロアンダンテよ」どーだってええやん!意味あるんかね! 意味はあったよ。この作者の素晴らしい強弱記号の付け方は、まるでオーケストラのようだ。 今思うといい先生だった。「理解」するまで次の曲にいかないの。技術だけじゃだめ。無駄に楽譜買わせたりしないの。 ところてんみたいな私が弾くようなのは、周りには苦痛なだけなんだよ。読書メーターやっててグラフに変化ないと焦るようじゃ、読書と言えないんだ。

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    2020年12月26日
  • 大尉の娘

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    ドストエフスキーを読んでいると、解説にプーシキンの話がよく出てきて、やはり プーシキンが当時 非常に 評価されていたということで 読んで 見たんです
    あと 宝塚で黒い瞳というのが この本を 原作にしていたというので。
    中身としては非常に流れがよく盛り上がりがあり 文章も流麗でいいと思うんです。ドストエフスキーのような難解さはなく、読みやすい。ただし、グロい。ロシア人さんの行動がそうなのか、表現が強いのか分かりませんが、コサックが暴れる場面は容赦ない描写です。姫を助ける騎士の冒険みたいな、やや古風な中身は、キラキラ感がありつつも、ドストエフスキーの深さというかぶち込み感とは全然違う世界観だな

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    2025年08月04日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    プーシキンの作品の多くはチャイコやムソルグスキー、リムスキー=コルサコフのオペラの原案となっているので前から親しみやすかったが、原典として読むのは初めて。スペードのクイーンは最後の結末の解釈が謎を読んでいて詳細な解説で楽しめる。ペールキン物語は読みやすい小品集で、小噺的要素、ラブストーリー的な要素満載でさくっと読める。プーシキンは面白い!って好印象。

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    2022年09月22日
  • 大尉の娘

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    必要に迫られて読んだが、とっつきやすくてホッとした。
    (岩波の同書も入手したのでいずれ読み比べます)
    プーシキンはおそらく初めて読んだ。
    ロシア文学自体、あまり熱心に読んでこなかったジャンル。
    今後も長編には手を出せないと思うが、米原万里のおかげでロシア文学のイメージはかなり向上した。

    ロシア文学といえば、雪と血と酒とカネのイメージで、本作もだいたいそんな感じだ。
    粗筋のわりには、読後にはなぜか悲壮さが薄まっているのがプーシキンの手腕かもしれない。歌や恋や友情、忠義がうまく入り込むからだろうか。

    前半は危なっかしいおぼっちゃまの任地への旅で、大丈夫かこれ、の連続。
    話そのものはスルスル進む

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    2021年07月10日
  • 大尉の娘

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    主人公は貴族出身の将校。
    コサックの発起を鎮圧する立場で、捕まった時には首をはねられる運命だった。
    敵と味方。人として関わりがなければ物事は単純だが、首領と主人公は顔見知りで助かる。という話でオケ?
    結局コサック達のいきつくところってのは決まっている。征服。それは死ぬまでやったやられたで、終わりがないんだよねー。そういった意味で自分は絶対嫌だし、それゆえに遊牧民、その話に大きく惹かれてしまうんだよー

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    2020年02月20日
  • プーシキン詩集

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    自然や動物、対人間、喜怒哀楽を重すぎずむしろ軽いタッチで誰にでもわかるような言葉使いだった。

    プーシキンは日本の夏目漱石なのかな。

    面白かった。

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    2018年08月19日
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

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    貴族や下層貴族、市井の人たちの滑稽譚?という感じ。解説によると含み等色々あるみたいだけど、物語として楽しく読めます。ロシアの昔の人たちの暮らしをちょこっと覗いてきたみたい。

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    2015年09月07日