ささめやゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
また新しい気づきを私に示してくれた一冊。
広島市内には仕事で何度か訪れてはいるけれど、この本と出会って街並みを見る目が確実に変わったと思う。
前作は被爆した街に遺った「モノ」、すなわち遺品を通してその時に確かに生きていた方達と、今時の中学生(と書くといかにも説教臭いかもだけど)が心の交流を経て何かを感じ取ることで気持ちに変化が訪れる、という内容であった。
続編であるこの『2』は「トコロ」、場所に遺る人々の意志や願いを生徒だけでなく教師も受け取る描写があり、子ども・大人関係なく気づきを得るという話4篇が収められている。
個人的には前作よりもシビアというか、優しい語り口ながら鋭く『ひろしま』 -
Posted by ブクログ
落合恵子さんが子どもにオススメしたい本として紹介されていたので、小学一年生の娘に読ませようと入手した。
まどみちおさんが84歳のときに書かれたもの。
大人の胸にも、強く沁み渡ります。
みなさんは
じぶんのなりたいような おとな、
だいすきな おとなに なるのです。
どんな ちいさなことでも
ぜんりょくを あげて やる
しゅうかんを つけるのが
いちばん たいせつなのです。
まいにち まいにち
げんきいっぱいに
たのしく がんばってください。
小学生は
うまれてはじめての がっこうで、
たった 一かいきりの
すばらしい「とき」です。
すっごい「とき」です。