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童謡「ぞうさん」の詩人から 未来への ことばまどさんが84歳の時、ふるさとの小学生に送った手紙。大切なことを子どもにつたえるのが自分の役目と、詩を書き続けた詩人の魂の言葉。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
小6の道徳の教科書に掲載されている。 息子の参観日で、この内容を題材に授業が進められていた。 りっぱな大人とは? まどさんがこの手紙で伝えたかったことは何か? 自分は将来どんな人になりたいか? といった様々な問いかけに、こどもたちが真剣に考え、意見交換し、発表する姿を見て、大人も同じ問いを考える必...続きを読む要があるのでは?と思わされた。 参観というより、一緒に学び多い時間を過ごした。 そんな機会を与えてくれた一冊。
小学生に是非読んでほしい! 夢見る子どもたちに、わかりやすく「まどさん」からの真っ直ぐな言葉が沁みてきます。大人にもオススメです。
落合恵子さんが子どもにオススメしたい本として紹介されていたので、小学一年生の娘に読ませようと入手した。 まどみちおさんが84歳のときに書かれたもの。 大人の胸にも、強く沁み渡ります。 みなさんは じぶんのなりたいような おとな、 だいすきな おとなに なるのです。 どんな ちいさなことでも ...続きを読むぜんりょくを あげて やる しゅうかんを つけるのが いちばん たいせつなのです。 まいにち まいにち げんきいっぱいに たのしく がんばってください。 小学生は うまれてはじめての がっこうで、 たった 一かいきりの すばらしい「とき」です。 すっごい「とき」です。
まどさんが、母校の徳山小学校のこどもたちに送った手紙を本にしたものです。まどさんの優しさ、こどもたちに対する想いが溢れる作品です。こどもたちに向けた手紙ですが、大人が読んでも「がんばらなきゃ!」と、元気が出ました。
まどみちおさんは5歳の春からの4年間ご両親と離れ1人おじいさんと過ごしていたそうです。 その時に過ごしていた徳山小学校の子どもたちからまどさんへお手紙が届いたそうです。その返事を書いたのがこちらの本だそうです。 それはすべての子どもたちへ贈りたい84歳のまどさんからのメッセージでした。
この本素敵だったなぁ。 でもこの本を読み聞かせするには私じゃまだ人生経験が足りない。 押し付けがましくなっちゃう。 まどさんだから言えた言葉。
げんきいっぱいに がんばっていけば わたしも なにか できるかも ぜんりょくあげて やっていこう
【クレヨンハウスにて】まどさんからのふるさとの小学校のこどもたちに送られた手紙。1994年5月84歳の時のことでした。この本は、まどさんがこどもたちに分かる話し方で書かれた素晴らしい言葉です。
子どもたちへのエールの絵本。 だけど、私はモヤっとしてしまった。 悪い事が書いてあるわけではない。でもね。でも……と思う。 『げんきいっぱい やってください』 という言葉が繰り返されていて、これが子どもたちへのエールという事はわかる。 子どもたちの幸せをみんなが……地球が宇宙が望んでいるという壮...続きを読む大な言葉はわくわくもした。 その後に戦争や絶滅していく動植物の話になり 『いまの おとなの ちからでは それらを なおしきれないのです。せかいじゅうの みなさんのような こどもたちが はやく おとなになって こうしたことを なおして ほしいのです。』 この辺りはちょっとなと思う。『いまの おとな』への絶望をふわりと感じてしまう。この手紙を書いた時点で『まどさん』は84歳。もう自分が出来ることはないとも思ってたのかもしれない。もしくは、その世界の荷担をしたという後悔もあるのだろうか。 今の大人たちだけの力では足りないというなら、まだわかるけど、今の大人の力ではなおしきれないから、『君たちが早く大人になってくれ』というのはどうなのだろう。 その後も手紙は続いていて、「全力で頑張って、楽しんで」というメッセージになっている。 公開する予定のなかった手紙だから、おかしな部分も混ざってしまってるのかもしれないし、基本的にはやはり『子どもたちへのエール』という事も分かるのだけど、やはりモヤっとする。 大人たちのツケを子供たちに払わせているような気になってしまう。 でも、その『ツケ』がもうどうしようもないくらいに膨れ上がっていているような気もする。大人たちはずっと、その『ツケ』を次代に回してきて、そろそろそれが、どうしようもないくらい膨れ上がっているのでは……と思う。 この手紙が書かれたのが1994年。30年前。 でも、まだに戦争は続いている。『はやくおとな』になることすらなく死ぬしかない子どもたちがいる。 そして、異常気象が人々を襲ってもいる。戦争と異常気象で食料が手に入らない地域がある。そんな地域では子供たちが餓死している。 日本でだって災害が増えている。 30年前よりも悪化していく現状をまた『次の子どもたちに』託すなんていうのは、悪夢でしかない。 この手紙は今の時代には使えない。そして、大人が『早く大人になって問題解決してくれ』と子供に言うのもダメだと思う。 『今』問われているのは大人たちの方で、子どもに託している場合ではない。 30年前とはもう、違うのだと思う。 あとね。今の子どもたちって、賢いからこの文面は『ズルい大人』だと思う可能性もある。 情報過多の今の時代、子供の感性ってホント怖いくらい『大人びて(余計なことを知りすぎているともいう)』るんだよね。こういうの純粋に信じる時代は終わってる気がするな。 手紙が書かれた当時はこの文面でよかったとは思うし、『まどさん』にもエールの意思しかなかったのはわかるけど……時代が変わると意味も受け取り方も変わってしまう。 うだうだ書いちゃったけど、最後はエールの部分を抜き出す。 『じぶんが なりたいような おとな だいすきな おとなになるのです』 そうなれたらいいんだけどねと思ってしまう。30年前子供だった私ならば、素直にこの言葉を受け取れただろう。でも、30年で世界は変わってしまった。悪い方向へと随分傾いてしまったように思ってしまう。
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