ささめやゆきのレビュー一覧

  • 三方一両損 講談えほん

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    講談の定番ネタを絵本にしたもの。
    著者自身も講談師。

    本書は時代劇でも有名な大岡越前のいわゆる「大岡裁き」エピソードの一つ。江戸っ子同士のつまらぬ意地の張り合いが元のけんかを、大岡越前がしゃれたお裁きで解決したという話。

    なお、講談では大岡越前のエピソードは多くあり、「大岡政談」としてシリーズものになっているとの事。

    あと、本書は「眠り猫」と違って、巻末に簡単な解説が載っている。

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    2021年07月14日
  • 三方一両損 講談えほん

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    同じシリーズの中でも、5歳には、少し難しかった感じがする。

    が、集中して聴いていたから、話のテンポのよさとか魅力的な言い回しとか、そういうのは感じられたと思う。

    大人はおもしろい!

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    2021年06月02日
  • お父さん、牛になる

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    ネタバレ

    児童書と侮るなかれ。なかなか重ーく、深ーく、切ない話です。
    ある朝、お父さんが牛になっていた!家族でエサをあげたりフンの掃除をしたり、近所にバレないように物置に閉じ込めたりする。牛になる前は、中学生のお姉ちゃんにとってはゴキブリのような存在。小学生のぼくは「避ける」、お母さんは「あしらう」。そんな存在感のないお父さんがある日突然やけに存在感のある牛に変身する。思春期の子どもたちや妻に邪魔にされて牛になってしまったのか?
    一方で、お父さんの部下の「むずかしいことなんて全部わすれて食べたいときに食べて、寝たいときに寝たい」という言葉を聞いて、ぼくはまるで今のお父さんじゃないか、と思う。そしてお父さ

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    2020年09月14日
  • お父さん、牛になる

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    ある朝突然、お父さんが牛になってしまった物語。

    思春期を迎え、子供たちと距離ができてしまったお父さん。牛になったお父さんはいっそう厄介者扱いされるが、お父さんの秘密を知ったり、昔のことを思い出したりしながら、もう一度お父さんの大切さを
    家族が思い出していく。

    子供が少し泣いたと言うので読んでみました。
    もっとギャグみたいな本だと思って読み始めましたが、本格的な牛でした。
    父さんが読むにはとっても切ない話です。お父さんにはもしかしたらこれがハッピーエンドなのかもしれないけど、父さんである自分の立場からすると、もっと普通に終わってほしかったかな。

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    2020年09月12日
  • お父さん、牛になる

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    なんの前触れもなく、お父さんが牛になります。
    主人公も中2のお姉ちゃんも、いつもニコニコしていて影の薄いお父さんがあんまり好きではありません。
    そんなお父さんが牛になったのだからたまったもんじゃありません。
    エサ代はかかるし、フンの始末は大変だし、ご近所の目も気になるし………
    それでもどうにか折り合いをつけて生活していたのですが、だんだん無理が出てきます。
    バラバラだった家族の気持ちは、そしてお父さんの運命はいかに!?

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    2012年04月23日
  • 子どもつなひき騒動 講談えほん

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    最近の子どもは大岡越前のことを知っているのだろうか。
    このエピソードは有名だけど、知らない子も多くなっていそう。こういう絵本で触れられるのは、よいことであるように思う。

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    2025年02月24日
  • はらぺこ横綱 講談えほん

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    この話は有名なのだろうか。知らなかったな。講談は落語と違ってあまり触れる機会がないからな。こういうシリーズはありがたい。

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    2025年02月23日
  • 眠り猫 講談えほん

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    講談社の講談絵本は作品ごとに絵の担当が変わっていたが、こちらはささめやゆきに固定したようだ。判型も小さい。
    いずれにしても、講談は需要ありとみたのだろう。有名なエピソードが多いので、そういうものに触れるのはいいことだと思う。

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    2025年02月16日
  • まどさんからの手紙 こどもたちへ

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    ネタバレ

    子どもたちへのエールの絵本。
    だけど、私はモヤっとしてしまった。
    悪い事が書いてあるわけではない。でもね。でも……と思う。

    『げんきいっぱい やってください』
    という言葉が繰り返されていて、これが子どもたちへのエールという事はわかる。

    子どもたちの幸せをみんなが……地球が宇宙が望んでいるという壮大な言葉はわくわくもした。

    その後に戦争や絶滅していく動植物の話になり
    『いまの おとなの ちからでは それらを なおしきれないのです。せかいじゅうの みなさんのような こどもたちが はやく おとなになって こうしたことを なおして ほしいのです。』

    この辺りはちょっとなと思う。『いまの おとな

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    2024年10月08日
  • 徂徠どうふ 講談えほん

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    講談の定番ネタを絵本にしたもの。
    著者自身も講談師。

    内容は、荻生徂徠がに食い詰めているときに、親切な豆腐屋の助けによって食いつなぎ、後に出世した際にその豆腐屋に恩返をし、そしてその豆腐屋も徂徠の件にあやかって、出世する豆腐屋として繁盛しましたとさ、という話。

    このネタについては、テレビで神田伯山が演じたのを聞いたことがあるが、わずか数分間の講釈ではあったが引き込まれてしまい、大変感激した次第。

    まだ、YouTubeで観れると思うので、ご興味ある方はぜひ探して見てみてください~。

    著者自身が演じたものもYouTubeあるかしら?

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    2021年07月20日
  • 子どもつなひき騒動 講談えほん

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    講談の定番ネタを絵本にしたもの。
    著者自身も講談師。

    内容は、大岡越前守が、子供を親権をめぐって争う生母と義母の間の争いを、その子を二人に引っ張り合わせ、子の苦痛を思い先に手を離した生母の方に与えた、という有名な大岡裁きの話。

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    2021年07月20日
  • はらぺこ横綱 講談えほん

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    講談の定番ネタを絵本にしたもの。
    著者は講談師。

    話としては、大食い過ぎたため部屋をクビになり、死のうかとまで思いつめた力士が、別の部屋に拾われて再起し、最後は六代目横綱 阿武松緑之介となりました、という内容。

    講談は原則として、歴史上の人物や出来事をベースに創作されている話が多いので、本書の「阿武松」についても阿武松親方という人の名前に聞き覚えがある事から(相撲についてはほとんど知識ありませんので、間違ってたらすみません)、ああ、今につながった、とちょっぴり感激した。

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    2021年07月20日
  • 眠り猫 講談えほん

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    講談の定番ネタを絵本にしたもの。
    本書は、神田伯山監修ものとは違い(出版社も違うが)、著者自身が講談師である。

    内容は、日光東照宮に何で左甚五郎の「眠り猫」が飾られるようになったかのいきさつとなっている。

    講談社版の講談絵本は、巻末に簡単ではあるが解説が載っていて、内容への理解がより一層深まるようになっているが、本書ではそれが無かったのはちょっと残念に思った。

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    2021年07月14日
  • お父さん、牛になる

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    ネタバレ

    お父さんが牛になる、その世話の仕方の描写がリアルでちょっと気持ち悪くなった。
    けど、お父さんが牛になるって、病気になったり、痴呆症になったりした時の例えなのかな、と思えた。
    相手とコミュニケーションとれなくなって初めて相手のことを考えること。
    思い切って牛にしてるところがすごいけど。

    そして、ラスト、なんとお父さん人間に戻らず…!!この先戻るんだろうか。。
    疲れ過ぎて、相手にされなすぎて、さみしくて牛になってしまったんだとしたら、本当に悲しい。
    実の親のおばあちゃんがお父さんだとわかってくれて救われたところはあるけれど、牛になりたいくらいの世の中なんてな…。
    わからなくもないから、切ない話だ

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    2018年09月30日
  • なつの おうさま

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    夏休みの 数日を 一緒に過ごす 2人の 男の子と 女の子。ギンヤンマ…小さい頃 見たけど 最近 視ないなぁ~

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    2017年09月03日
  • お父さん、牛になる

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    ネタバレ

    ある日いきなりお父さんが牛になっていたという、すごい設定。そのせいでいつもウザったく感じ、いるかいないか意識されないお父さんの存在について、家族でいやでも考えることとなる。牛でカモフラージュされてるが介護の問題も含まれていて、結末がどうなるかと思ったらおばあちゃんに頼ることになって、解決に至ってないことが問題だと思えた。

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    2016年04月25日
  • 3+6の夏 ひろしま、あの子はだあれ

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    うーん。題材の扱い方はそう悪くないと思うんだけど、文章が良くない。
    視点がめちゃくちゃフラフラするから、誰が何をやって、何をしゃべって、どう思ってるのか、とてもわかりにくい。感覚で文を書いているのではないかな。
    こういう文は児童文学には向かないと思うのは私だけかしら。

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    2016年02月21日
  • まどさんからの手紙 こどもたちへ

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    げんきいっぱいに がんばっていけば
    わたしも なにか できるかも
    ぜんりょくあげて やっていこう

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    2014年05月16日
  • なつの おうさま

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    ネタバレ

    2日間しかいっしょにいれない、同い年の女の子。仲良くしてね、ってお母さんに言われたけど、そんなにすぐに仲良しなんて無理。
    でもぼくらは、とんぼ池でとんぼの王様に出会ったんだ。とんぼの王様に遊んでもらった。

    胸がキュンとなる、2日間の出来事。

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    2012年09月08日
  • お父さん、牛になる

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    ネタバレ

    予想以上に楽しんで読めました。でも、児童書としては、どうでしょう。お母さんが、働き出したときに「私もいつかは牛になるかも」とつぶやくあたりは、大人の共感を得るだけのような気もしました。また、おばあちゃんがお嫁さんに謝るところも同様。ただ、牛になったお父さんに、それほど悲愴感がなかったのには救われました。

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    2012年06月17日